【ネタバレあり】卒業生―春―のレビューと感想（3ページ目）

心が洗われました

瑞々しくてキラキラしててちょっと切なくて、そして最高のハッピーエンド！
「同級生」から「卒業生冬」、「卒業生春」まで一気に読んじゃいました。
少しｸｾのある絵柄ですがそれがまた詩的で情緒的で鳥肌立ちました。
文学的な季節の切り取り方もステキステキ。
高校2年に恋に落ちてから卒業までの1年ちょっと。
学生にとっては長く濃密な時間なんだろなぁとちょっと羨ましさも。
その間に恋敵が現れたり受けのお母さんの腫瘍が見付かったり進路に悩んだり。その１つ１つを二人で悩みながら確認し合いながら乗り越え成長する姿に胸がジンとしました。
進む道も違うし、若い二人にはまだまだこれからも色んな障害が立ち塞がるんだろうけど手を離さずに生きていって欲しい。
Hｼｰﾝはラスト辺りにあるだけですがキスはチュッチュしちゃっててラブラブでときめいちゃいます。
是非同級生から続きで読んで下さい。

軽い気持ちで読み始め、気がついたら、シリーズ全読破してました(笑)
主人公の二人はいつも一生懸命で本当にいい子。
母親目線？で応援していたので、ハッピーエンドで終わって本当に良かったです！
これからもお互いに助け合い励まし合って仲良く歳を重ねていってほしいと思いました。(原先生には気の毒だけど、あのキラキラした世界にオヤジは割り込めないでしょ、と思いましたよ)
…それにしても、｢高校生｣ってとってもトクベツな時間だったんですねー。
そういう風に過ごさなかった自分の高校生活を思い出して少々さみしくなりました…(泣)