みんなのレビューと感想「屋根裏部屋の公爵夫人【分冊版】」(ネタバレ非表示)
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5.0
NEW蔑ろにされたのに領地を立て直す公爵夫人
ヒロインの知性と勇敢さと優しさで、政略結婚で嫁いだ借金まみれで落ちぶれた公爵家を大改革して、颯爽と出ていくあっぱれなお話。
伯爵令嬢オパールは仲良しの幼なじみクロードや家族と元気に暮らしていたが、突然公爵と政略結婚させられる。相手は借金だらけでオパールの持参金が目当てだった。にも関わらず、夫となった公爵や使用人はみんな彼女に高飛車だし、まるで自分が真の妻だといいたげな車椅子の娘とその母が皆から愛され守られている。オパールが蔑ろにされるのは、社交界での間違った噂で奔放な悪女だと誤解されているせいでもあった。
そんな中でも、有能なオパールは独自の方法で公爵家の借金の理由を突き止める。公爵の生活態度や考えを正し、彼らのためというより、ダメな領主のせいで豊かになれない領民の為に、共に奮闘する。領地立て直しの目処がついたところで離縁、後半どんでん返しがありハッピーエンドにというお話。
嫁の持参金で公爵家が救われてるのに、その嫁をいびって屋根裏部屋に追いやり、体の弱い娘をみんなで天使に見立ててお伽話の中に浸っているとか、全員が非常識なお屋敷です。
味方がいない中ではたった一人で「これはおかしい!」と叫んでも、それがどうなるわけでもありません。
孤立無援のオパールはつまらない仕返しではなく、この組織全体を自分のものにして大改革を行います。普通なら男性主人公のお話かと思うような大立ち回りを。公爵は出来の悪い弟のようにオパールに導かれ、途中で改心し領地も盛り返します。彼も気の毒な過去があり、仕事もやれば出来る子。オパールの本意をやっと理解し、尊敬が愛に変わっていきますがオパールの気持ちは、、
実業家として公爵を成功させたオパールは、最後にどんな幸せを掴むのか?
実は意地悪な車椅子の娘にはザマアはなくて少し残念。でもそれが、この娘を一人前だと認めず相手にもしていないオパールの話に相応しいのかも知れません。
オパールは精神的にとても大人で、領民の為だけに自分の人生を何年もそこに捧げます。お話としても恋の部分はこの間ほぼありません。ほんとは想い人がいるのに、それを一旦忘れて仕事に没頭するしせも素敵です。by ダブルノノカ-
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