[小説]イートリア国の王子様
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あらすじ
美食の国、イートリア。「大鷲の君」として親しまれる王子の成人を機に、花嫁探しが始まった。選考基準は料理。16歳以上の女性であれば、身分に関係なく参加できるという。家族から受け継いだ小さな食堂を営むミリーナはそれを他人事のように感じていた。この国では濃厚な味が基本とされる中、彼女が提供するのは野菜を主にした薄味の料理ばかり。宮廷の豪華な食事に、自分の味が合うわけがないと思っていたのだ。花嫁選定の儀が始まり、賑わう街を横目に買い出しに出かけたある日、ミリーナは店の裏口で体調を崩した貴族らしき男性たちと出会う。彼らに声をかけたことがきっかけで、彼女の日常はすこしずつ変わっていき……。食と恋、そして町娘と王子が織りなす、じれったくて甘酸っぱい物語の幕が開く。
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美食の国、イートリア。「大鷲の君」として親しまれる王子の成人を機に、花嫁探しが始まった。選考基準は料理。16歳以上の女性であれば、身分に関係なく参加できるという。家族から受け継いだ小さな食堂を営むミリーナはそれを他人事のように感じていた。この国では濃厚な味が基本とされる中、彼女が提供するのは野菜を主にした薄味の料理ばかり。宮廷の豪華な食事に、自分の味が合うわけがないと思っていたのだ。花嫁選定の儀が始まり、賑わう街を横目に買い出しに出かけたある日、ミリーナは店の裏口で体調を崩した貴族らしき男性たちと出会う。彼らに声をかけたことがきっかけで、彼女の日常はすこしずつ変わっていき……。食と恋、そして町娘と王子が織りなす、じれったくて甘酸っぱい物語の幕が開く。
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花嫁選出の儀の最終日。ミリーナは偶然出会ったカインとアルフが王族であると知り、身分違いの恋に諦めを感じていた。そんな彼女の元へ、カインが訪れる。「少しでもアルフのことを思っているなら広場に来て」と言われ、彼の真意がわからぬまま、ミリーナはアルフへの想いを諦めきれず、父から受け継いだ「野菜スープ」だけを手に広場へと走り出す。しかし、場違いな格好の彼女は受付で止められてしまう。 絶体絶命の窮地に現れたのは、親友サリーと、思いもよらない「あの人物」だった。仲間たちの助けを得て、ミリーナはついに「大鷲の君」の御前へ進み出る――。じれったくて甘酸っぱいふたりの恋は、ついに感動のフィナーレへ。
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