沈夫人の料理店 2巻
- 完結
あらすじ
妖艶なる中華料理譚をご堪能あれ!時は一九二十年代の中華民国。進む近代化の波と不安定な政局の中、食いつめた庶民達がたどり着く先は大都・上海であった。食いつめ者の李三は上海の下街で貧乏料理人をしていた。腕は確かだが、性格は非常に卑屈で、小心で、後ろ向き…… そんな彼の前に現れた妙齢なご夫人の名前は沈夫人。大金持ちの劉家の奥様で、今度上海に料理店を出店しようと計画していた大の美味しいもの好きのお方であった。李三をそのお店の料理人としてスカウトするのだが、その理由は、いじめればいじめるほど増していく料理の腕並みであった。哀れ李三はその日から、奥様の少々冷酷な物言いの前に、今日もびくびくしながら美味しい料理を作るのであった……
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