オーロラの街 2巻
- 完結
あらすじ
母親と弟とともに暮らす純は、野球が大好きな明るい少年だった。しかし、小学校に上がり友達ができ始めたころ、父親がいない自分の家が他の家と違うということに気づきはじめていた。母親は働きづめだが、家庭は貧しく、小遣いや学用品にさえ事欠いた。こんなことになったのも父親がいないためだと思うようになった純は、父親に対して憎しみを抱くようになる。ある日、弟の満と買い物に行って帰ってくると、見慣れない男物の靴が玄関に置いてあった。居間に上がってみると、そこには母親と父親が向かいあって座っていたのだった(第1話)。
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