みんなのレビューと感想「躁うつでもなんとか生きてます。 ~俳句と私が転がりながら歩むまで~」(ネタバレ非表示)

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5.0
NEW壮絶なのに透明感がある作品
祖父母の介護に苦しんだ母、暴力に走り自死した弟、長らく疎遠で、電話越しに心ない言葉をぶつけてきた父……著者である高松霞さんのあまりにも過酷な境遇は、もし文章で読んだらさぞかし苦しくなっただろうと思う。
しかし読み終わってみると、桜田洋さんの浮遊感のあるイラストによって苦しさとは違う、不思議な読後感が残る。
なんだろう、こんなこともあるのだな、という清々しさだろうか。
当事者も当事者でなくても、読んでほしい作品。by ほくろやま-
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