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みんなのレビューと感想「国王陛下は最愛の令嬢と息子に癒やされたい 【短編】」(ネタバレ非表示)

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1 - 1件目/全1件

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  1. 評価:5.000 5.0

    ねじれた純愛

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    14話まで読みました。
    読み始めた時は鬼畜暴君ものかな?と思いました。(それはそれで好き)

    ここまで読んでこの主役二人はどちらも自信のないキャラで立場が行動を変えているんだなぁと思いました。

    ベネディクトは身分だけはやたらと高い人。
    ジュリアは没落して行き場のない元男爵令嬢。

    そんな二人が愛し合うところまではごく普通のロマンスなのですが、ベネディクトはジュリアを自分の理想の具現化だと思ってしまったことで元々あった自己肯定感の低さが悲劇をよんでしまった。

    「こんなに理想的な女性ならどんな男でも選べる。ジュリアにとって自分は身分以外価値がないのでは」

    という感じの思考で、あっさり稚拙な策略に騙されてしまう。
    堕胎を命じたのも裏切りとか、のちの禍根がとかどうでもよくて、単純にジュリアが他の男の子を生むのが耐えられなかったのでしょう。

    とても短絡的で王様として大丈夫なのかと心配になるのですが、このダメ男さがジュリアに対してだけと思うとちょっといとおしい気持にもなってくるのが不思議。

    ジュリアは、ベネディクトが思い描いた理想の女性を地で行く女性だったのでその場で解決することが出来ず追放されてしまった…。そんな感じでしょうか。
    ジュリアが毒婦だというならきっとうまくこの場を乗り切ってしまっていたでしょうね。

    じっと耐え忍ぶ女性像は昭和の時代の女性といいますか、今望まれる女性像ではないかもしれないですが私は健気な女の子もいいなと思いました。

    自分の子じゃないと思いつつもクリストファーにメロっていくベネディクトもよかったです。

    最後の方では黒い猛犬を飼いならした女性と子供みたいな雰囲気になってほっこりしました。

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