陵の王 1巻
あらすじ
面を着けた旅の男の名は、かつて、その美しさのあまり死を賜ったといわれる者の名とよく似ていた――。 今は昔、蘇合香と名乗る男が街はずれに住んでいた。道に迷い、行き倒れていた青年と出会い、その連れである少年も共に、自宅で一泊させることに。久しぶりの人との会話を楽しむ蘇合香だったが、二人の旅が龍王巡礼と知り、慌てて止める。「蘭陵王」のように殺される、と。蘭陵王とは、「そのあまりの美しさのため皇帝から死を賜った」と囁かれた者の名だった――。気鋭コンビが贈る、ヒストリカル・ファンタジー開幕!!【連載時のカラーページを完全収録!】
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