みんなのレビューと感想「リミテッド・ラン」（ネタバレ非表示）

スパダリ専務が気持ちに気付くまで

読み初めはBLではよくある、借金のかたに..系の話かと思って、そこまで注目していなかったのですが、ふとある一話を開いた時のキャラクターの美しさが半端なく、こんなに変化する作品があるんだと感動しました。

基本的に上品で紳士的な専務に振り回される、むっつりさにも翻弄されていくヨノさんが主人公ですが、最後の最後まで見放せない展開をドキドキしながら読んでみて下さい！

見逃せない挿話の数々　

恋人のふりをするという契約から始まる、新人俳優のヨノと財閥専務の話。
もう、この時点でかなりスケールが大きい。

先に落ちていくのはヨノの方だけど、好きとは言わないまでも、トラブル続きのヨノをその都度助ける専務のジェヒョク。

途中くらいから一気読みしたら、やっぱり前半が気になって全部読みたくなります。
絵が上手いし、次の回への引きも上手いし、海辺や時計のエピソードまで細かく作り込まれて素晴らしい仕上がりです。

プリティウーマンの男性版！

あらすじは他でも出ているので、素晴らしかった回を何話か。
78話頃からヨノさんがロンドン？ニューヨークで撮影をするのですが、積雪とヨノの空虚感と喪失感が重なり、漫画でここまで表現できるのは凄いと思いました。
副社長になったジェヒョクの思いも雪のように冷たく積もるばかりで..。
泣けます。

その前にも、終末にかけジェヒョクが真実に気付くのが遅すぎて、ヨノの真意に気付けなかったことを後悔する下りは、財閥に育った者の傲慢さ、愚かさが腹立たしいです。

これはシンデレラストーリーの男性版と言える秀作なのでは。
ストーリーと絵の両方に心酔する作品にはなかなか出逢えないので、良かったです。

扉絵がもったいない

実際の描画は本当に(特に)肉体美が美しく、登場人物も終盤に向かうにつれ、どんどん磨きがかかっていきます。

美人受けや不憫受けの分類で、初めて読む人は展開に驚くかもしれないけれど、読み進めると引き込まれて沼ります。
新人俳優のヨノが頑張る姿は応援したくなるし、自分の感情に気付けないクォン専務(副社長)には、突っ込みをいれたくなります。

こんな綺麗なBLは「鬼夜曲」以来！
オススメです。

他のサイトで見つけて、こちらで課金してしまいました。
次の話への引きが上手くて、ついつい読んじゃいますね。

後の副社長とヨノさんのお互いの誤解がとけるまでが切ないですね。
契約として割りきれているようでいて、副社長はどうだったのかな。

現代版の特別編はここでは読めないのですが、溺愛っぷりが凄かったです。

泣ける

最初の数話からは想像のつかない結末が待っていて泣けます。
空想シーンまで丁寧に描かれているので、終盤には泣きそうになります。
もう少し正直になれないのかいと多々思うけれど、立場のある2人だから。
課金して損はない後半戦が待っています。
2週目してきまーす。

専務とヨノの色気だだ漏れ！

韓国ものは描写が暴力的と書いている人がいるけど、この作品はヨノの生い立ちこそ不憫ですが、専務からは愛されていく話です。

他のサイトでも読めますが、出会えてよかった！という作品。
どんどん絵が綺麗になっていきます。

二部構成の外伝もすべて配信されてほしいな！

専務の純愛！

きっかけはどうあれ、専務の純愛が見処です。
ここぞというところでは、必ずヨノを助けて、自身も気づかぬ内に、相当好きになっています❤️

他社で見つけて凄いハマリました。
外伝が最後まで配信されていなくて残念だけど、本当にオススメ！
話が進むにつれ、美しくなる２人に惚れます。

間違いなしのクリーンヒット！

鬼夜曲やスピーク オブ ザ デビルに続いて、お勧めの作品です。

家族の借金の片に、専務とまぐわうことになる新人俳優のおはなし。

きちんとストーリーがあって、通い合うようで合わない二人の行く末をしっかり見守れます。
外伝も意外性があって面白いです。

余韻に浸るのが良し、低評価もったいない　

まず、韓国作品というだけで⭐1が入っており、評価が低いのがもったいない。
これだけ不自然でない美しい描画を何作品も輩出できるのは、今や韓国くらいしかないような..。

表紙もちょっと残念で、作品の方が艶っぽく、上手な絵です。

イノの境遇が過酷で、専務がサポートしているようにも、絡みに関してはドSを発揮してイノをいたぶっているようにもみえる..。

台詞が少なめで、思わず次の回を読みたくなる中毒性の高い、余韻のある作品。

兎に角、おすすめの一作！