[小説]さがし屋たぬき堂手帖
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あらすじ
佛圓龍生は幼い頃にあれこれ捜し当ててきた結果、今では『失せもの捜しの佛圓龍生』と評判をとっている――が、そのほかではごくごく平凡な(?)中学生。ある日、見も知らない同級生に、「土の出どころを捜してほしい」と奇妙な相談を持ちかけられる。となれば、龍生が向かう先はただひとつ。失せもの捜しを請け負う狸夫婦、お縞と雪之丞が営む『たぬき堂』だ。龍生はお縞を伴い、同級生・仁崎のもとへ赴くのだが――。
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俵屋敷町の盆踊りは、下駄を踏み鳴らして踊ることから鳴子踊りと呼ばれている。その夜、七歳以下の子どもがいる家では、寝ている子の枕もとにへその緒を置く。七つまでは神のうちである我が子を『あちら側』に『引っ張られないように』するためだ。そんな夏祭りが近づいてきた夏のある日、佛圓家にのもとに赤子を抱えた姉が帰ってきた。なんでも、へその緒を盗まれてしまったという。龍生は失せもの捜し屋を営む狸夫婦のもとへ助けを求めに行くが――。『失せもの捜しの佛圓龍生』と評判をとる下駄屋の跡取り息子と、失せもの捜しを請け負う狸夫婦の少し不思議な日常譚。シリーズ二冊目。
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