[小説]南条翔は其の狐の如く

あらすじ

十歳で両親を亡くして以来、幼馴染達に支えられてきた南条翔は、この春から高校生もなった。ある日、頻繁に約束を破る幼馴染達に対して、翔は彼らを怪しみ、二人の後をつける。すると山中のあばら家で見たこともない、おぞましい化け物の姿と、それに臆することなく化け物を退治する、幼馴染達の一面を目の当たりにした。長年付き合いである、彼らのことは家族同然として見ており、「なんでも言える関係」でいようと、その絆を深めていた。けれど、彼らの知らない姿がそこにはあった。翔にとって、その奇々怪々な光景はあまりにも衝撃的なものだった。彼らの秘密を知った同じ日。翔は、この世とは思えない、美しい銀色の狐と出逢う。あばら家に侵入してきた迷い狐は、くくり罠に掛かり、怪我を負っていた。それを救った翔は狐から懐かれ、一夜を共にすることとなったのだが―――。

巻数一覧/本編購入

  1. 南条翔は其の狐の如く 1
    南条翔は其の狐の如く 1
    梅野歩 / 六七質
    必要ポイント:610pt

    十歳で両親を亡くして以来、幼馴染達に支えられてきた南条翔は、この春から高校生もなった。ある日、頻繁に約束を破る幼馴染達に対して、翔は彼らを怪しみ、二人の後をつける。すると山中のあばら家で見たこともない、おぞましい化け物の姿と、それに臆することなく化け物を退治する、幼馴染達の一面を目の当たりにした。長年付き合いである、彼らのことは家族同然として見ており、「なんでも言える関係」でいようと、その絆を深めていた。けれど、彼らの知らない姿がそこにはあった。翔にとって、その奇々怪々な光景はあまりにも衝撃的なものだった。彼らの秘密を知った同じ日。翔は、この世とは思えない、美しい銀色の狐と出逢う。あばら家に侵入してきた迷い狐は、くくり罠に掛かり、怪我を負っていた。それを救った翔は狐から懐かれ、一夜を共にすることとなったのだが―――。

  2. 南条翔は其の狐の如く 2
    南条翔は其の狐の如く 2
    梅野歩 / 六七質
    必要ポイント:630pt

    高校生の南条翔は、襲われていた銀色の狐を助けたことで半妖となり、妖の世界の「南の神主」の素質を手に入れる。人間の世界で生きていきたい翔は元の生活を送ろうとするが、化け狐となったことで聴覚や嗅覚が過敏になり、車の排気ガスの臭いや騒音で体調を崩し、夜は不眠に悩まされてしまう。幼馴染の和泉朔夜と楢崎飛鳥はそんな翔を心配して、体調不良の心当たりがないのかを問い詰めるが、幼馴染の二人は妖を調伏する「妖祓」であった。朔と飛鳥にバレてはいけないと翔ははぐらかすのだが、二人の目を誤魔化し続けるのは至難の業だった。妖怪の世界の知り合いである、猫又のおばばに相談していると、ちょうど家を訪ねてきた「北の神主」の比良利に『夏越の大祓』の神事を手伝ってもらいたいと言われる。狐の五感を抑える相談に乗ってもらう代わりに、比良利を手伝うことになるのだが――。

  3. 南条翔は其の狐の如く 3
    南条翔は其の狐の如く 3
    梅野歩 / 六七質
    必要ポイント:640pt

    半妖となった高校生の翔は、もうすぐ迎える夏休みの間の働き口を探していた。しかし、小さな田舎町には学生のアルバイト先があまりなく、翔の仕事探しは難航する。それを聞きつけた北の神主・比良利は、翔に神社で働かないかと持ち掛けた。あれよあれよという間に言いくるめられてしまった翔は、二足立ちの狐の妖たちに混じって、『出仕前』という神職の手伝いをすることになった。人語を理解できる化け狐の茶丸に面倒をみられることになり、自由で気ままな狐たちに翻弄されながら、翔は慌ただしい日々を送っていく。一方、『夏越の大祓』で南の神主をお披露目したことにより、妖たちは新たな神主の下で甘い蜜を啜ろうと、水面下で動き始める。中でも妖たちは『指南番』と呼ばれる神主候補を指導する役目を狙っていた。翔に対抗心を抱いている貂の千早は、『指南番』になるために翔に直接勝負を仕掛けようと画策するのだが――。

入荷お知らせ設定

機能について

入荷お知らせをONにした作品の続話/作家の新着入荷をお知らせする便利な機能です。ご利用にはログインが必要です。

みんなのレビュー

この小説へのレビューはまだありません。

みんなが読んでるおすすめコミック

最近チェックした作品

>

Loading

おすすめ無料連載作品

    Loading

迷ったら無料で読めるこの作品!

新たな才能を発掘!注目の投稿漫画