[小説]小さな魔女と野良犬騎士

あらすじ

水神の加護に抱かれた水と大河の国エンフィール王国。その王都に暮らす青年アルトが、かつて騎士として戦場を駆けていたのも今は昔、現在はその日暮らしの風来坊。金なし地位なし甲斐性なし、仲間内からは野良犬騎士と呼ばれていた。そんなある日、アルトがスラム街で誘拐されかけた少女ロザリンを助ける。少女は右目に“ウイッチクラフト”と呼ばれる特別な力を宿し、「小さな魔女」と呼ばれていた。彼女は生き別れとなった母親を探す為に王都へやってきたのだった―――。

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  1. 小さな魔女と野良犬騎士 1
    小さな魔女と野良犬騎士 1
    麻倉英理也 / 西出ケンゴロー
    必要ポイント:580pt

    水神の加護に抱かれた水と大河の国エンフィール王国。その王都に暮らす青年アルトが、かつて騎士として戦場を駆けていたのも今は昔、現在はその日暮らしの風来坊。金なし地位なし甲斐性なし、仲間内からは野良犬騎士と呼ばれていた。そんなある日、アルトがスラム街で誘拐されかけた少女ロザリンを助ける。少女は右目に“ウイッチクラフト”と呼ばれる特別な力を宿し、「小さな魔女」と呼ばれていた。彼女は生き別れとなった母親を探す為に王都へやってきたのだった―――。

  2. 小さな魔女と野良犬騎士 2
    小さな魔女と野良犬騎士 2
    麻倉英理也 / 西出ケンゴロー
    必要ポイント:620pt

    奇妙な共同生活を始めた野良犬騎士アルトと小さな魔女ロザリン。大人と子供とはいえ二人が同じ部屋で暮らすのには問題がある。かざはな亭の風紀を守る為、またはカトレアの嫉妬心をこれ以上募らせないため、アルトは新たな住まいとロリコン疑惑からの脱却を求めて、能天気通りの顔役で冒険者ギルドの頭取を頼ることにした。しかし、これが不運にもアルトの今後を左右する厄の種となってしまうのだった。新しい住居を提供する条件として、アルトは頭取からある頼み事を依頼されるのだが―――。

  3. 小さな魔女と野良犬騎士 3
    小さな魔女と野良犬騎士 3
    麻倉英理也 / 西出ケンゴロー
    必要ポイント:620pt

    野望の少女フランチェスカ=フランシール。貴族派の筆頭として王族派と対立する影の実力者が、その野望と野心を剥き出しにする時がやってきた。太陽祭を一ヶ月後に控え、賑やかさを増す王都の裏側でひっそりと謀略が侵食していく。強力な魔術兵装『久遠院』を使用して、水晶宮を破壊し国家神である水神リューリカが眠る寝所へ足を踏み入れようと企むフランチェスカ。しかし、それを阻止せんとエンフィール王国騎士団最強にして美しき戦乙女、英雄シリウス=M=アーレンが立ち上がるのだった。

  4. 小さな魔女と野良犬騎士 4
    小さな魔女と野良犬騎士 4
    麻倉英理也 / 西出ケンゴロー
    必要ポイント:650pt

    フランチェスカとの対立を終えたアルトのもとに、北街の情報屋ルン=シュオンが訪れる。毎年西街で行われる商業ギルド主催のオークションの責任者が、短期間で次々に殺害されているのだという。事前には必ず犯行声明文が出されており、そこに書かれている名前は「暗殺者ハウンド」――王都で知らない者はいない伝説の暗殺者だった。そこでルンはアルトに、オークションの次の責任者になったラサラ商会の社長、ラサラ=ハーウェイの護衛を持ちかけてくる。天楼への借金のこともあり、とりあえず話だけでも聞くことにしたアルトだったが――「どの程度役に立つかはわかりませんけど、貴方にボクを守るという栄誉を与えます」ラサラはかなりクセの強い性格の少女だった。

  5. 小さな魔女と野良犬騎士 5
    小さな魔女と野良犬騎士 5
    麻倉英理也 / 西出ケンゴロー
    必要ポイント:650pt

    炎神の呪いが解けたミューレリアは意識を取り戻したが、炎神の焔の影響で、記憶を失ってしまっていた。友人を救いたいラサラは、体に埋め込まれた結晶を取り除けないかと縋るのだが、現代の技術では不可能だと、医者から告げられてしまう。しかし同時に、不可能を可能にする闇医者の存在を教えてもらう。早速その闇医者に会いに行こうとするアルトたちの前に立ちはだかったのは、一連の事件の黒幕、ボルドだった。婚約者としてミューレリアの身柄を押さえようとするボルドに対抗し、ラサラはオークションの準備と称して、敵陣であるクロフォード家への逗留を申し出るのだった――。

  6. 小さな魔女と野良犬騎士 6
    小さな魔女と野良犬騎士 6
    麻倉英理也 / 西出ケンゴロー
    必要ポイント:720pt

    ついに開幕する太陽祭。盛り上がる王都の人々とは裏腹に、手に入れた大金を借金の返済で失ったアルトは気晴らしにロザリンと出掛ける。太陽祭にはしゃぐロザリンにつられ、アルトの気分も晴れてきた。だが、フレアと名乗る騎士の少女が現れ、アルトに対して敵意ムキ出し。更には防毒マスクで顔を隠した奇妙な騎士ワイズマンも現れ、アルト達は理由もわからず騎士団総団長ゲオルグに水晶宮へ出頭するよう要請される。王都の北街では、天楼がひた隠しにしていた牙を突き立てようと画策していた。狙いは王国を守護する水神リューリカが座する寝所。天楼のシドは自らが抱く野望と復讐を果たす為、自らと同胞の血でリュリオン湖を赤く染める。対するのは王国の絶対たる守護者・エンフィール十二騎士団の団長達。誰も知らない王都の裏側で、アルトとロザリンは騎士団と共に天楼との決戦に挑むことになるのだった-----。

  7. 小さな魔女と野良犬騎士 7
    小さな魔女と野良犬騎士 7
    麻倉英理也 / 西出ケンゴロー
    必要ポイント:760pt

    目覚めるとアルトは少女に、ロザリンは大人の体になっていた。どうすれば良いのか頭を悩ます二人の前に現れたのは、ガーデンと呼ばれる場所からやってきたクルルギと名乗る戦闘メイド。彼女に導かれ愛の女神マドエルが作り出した異界の国家ガーデンを訪れた二人に、元の姿に戻る方法として課せられたのは、外敵因子と呼ばれる存在を見つけ出し排除すること。断ることも出来ない状況でアルトは仕方なく、女学生としてアルストロメリア女学園に編入することになってしまった。女学園と聞けば男子なら鼻の下を伸ばしたくなるが、残念ながら、そこは癖と腕っぷしが強い生徒ばかりだった。疑惑の生徒会に、隣席のツンデレ少女、王都で死んだと思っていたあの女まで現れて、前途多難。おまけにマドエルの契約者ヴィクトリアとそのメイドであるクルルギも、何処か裏があるような怪しい雰囲気を含んでいる。少女になったことでアルトは弱体化し、生徒会長のウツロに返り討ちにされたり、全裸で投獄されたり…。ロザリンは怪しげな仮面剣士や不遜な態度の少女に絡まれたりと解決できずにいた。それでも魔剣使いのテイタニアや味方になってくれる生徒もいたりする。ただ、女生徒の行方不明事件など、アルストロメリア女学園の闇は中々に深い。「愛の庭園」という俗称とは裏腹に、実情は強者達が君臨する弱肉強食の生存競争社会。花の香りよりも血の匂い、小鳥のさえずりりよりも剣戟の音色が鳴り響く学園で、アルト達の新たな戦いが幕を開ける。

  8. 小さな魔女と野良犬騎士 8
    小さな魔女と野良犬騎士 8
    麻倉英理也 / 西出ケンゴロー
    必要ポイント:770pt

    「わたしは神の力を手に入れる」。今度の敵は「人に寄生する剣」。風来坊の数奇な運命の行方は? 大人気シリーズ待望の最新刊!「戦う乙女達の庭園」という呼び名に偽りはなかった。生徒会役員の一人、アントワネットの凶行を退けたのも束の間、今度は風紀委員を名乗る連中がアルトとテイタニアの前に現れた。学園の治安を守る名目で一戦交えると思っていたが、風紀委員長のニィナは生徒会長のウツロと対立する立場で、彼女をその座から引きずり下ろす為に囚われたアントワネットの対話を、悪事を暴いたアルト達に対する筋道を通す為に現れたのだ。学園内の権力闘争には興味は無いが、ウツロには外敵因子と関わりの疑惑があり、何よりも負けっ放しなのは癪に障るので、とある条件をつける。アルト達にとって、外敵因子の存在を暴くには避けて通れないウツロとの対決。だが、色気たっぷりの図書委員クワイエットや、物わかりのいい生徒会役員のオルフェウスから、彼女の過去と心の中の虚構を知る。ついでに美少女連中を集めプールで遊び倒したり、花壇の手入れをしたりと学生っぽい束の間の青春も満喫する。しかし、戦う乙女の宿命とやらはそんな甘い場所じゃなかった。ウツロの過去に触れる過程で浮き彫りになってきたのは、魔剣ネクロノムスとテイタニアが抱える秘密。普通の人間なら暴くことに躊躇いを見せるだろうが、彼女の纏う怨念が進む道行きの足かせになるのなら、容赦なく叩き切るまで。愛の女神が見守る庭園で望むものを勝ち取るには、戦って戦って戦い抜くしかない。そして暴き出された復讐の刃は記憶と記録を喰らい尽くし、アルトとテイタニアの運命を導く。

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