[小説]群青の竜騎士
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あらすじ
テルミア空軍第一航空隊所属の結城文洋は、炭鉱を巡り戦争中の三都同盟との交戦中、戦場には不釣合いな少女と邂逅する。その場は戦闘中止となり撤退したものの、次に戦場に出たとき、文洋は敵軍の飛行船に撃ち落とされてしまう。しかし、テルミアを守護する伝説の青竜フルメンの裁きにより、敵軍飛空船も墜落。戦争はテルミアの星誕祭が終わるまで一時休戦となる。近くの領地に堕ち、手当てをされた文洋が自宅に戻ると、そこに待っていたのは戦場で出会った少女・レオナだった。飛行船から投げ出されたレオナを、アパートメントの大家・ローラが見つけて保護したのだという。話を聞けば、レオナは実家を取り潰さんとする貴族の策略で戦場に駆り出されていた。実家に残された弟・ルネを救出したいと願うレオナに、文洋とローラは協力することに決めるのだが――。
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テルミア空軍第一航空隊所属の結城文洋は、炭鉱を巡り戦争中の三都同盟との交戦中、戦場には不釣合いな少女と邂逅する。その場は戦闘中止となり撤退したものの、次に戦場に出たとき、文洋は敵軍の飛行船に撃ち落とされてしまう。しかし、テルミアを守護する伝説の青竜フルメンの裁きにより、敵軍飛空船も墜落。戦争はテルミアの星誕祭が終わるまで一時休戦となる。近くの領地に堕ち、手当てをされた文洋が自宅に戻ると、そこに待っていたのは戦場で出会った少女・レオナだった。飛行船から投げ出されたレオナを、アパートメントの大家・ローラが見つけて保護したのだという。話を聞けば、レオナは実家を取り潰さんとする貴族の策略で戦場に駆り出されていた。実家に残された弟・ルネを救出したいと願うレオナに、文洋とローラは協力することに決めるのだが――。
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テルミア王国が三都同盟の空中母艦『九頭蛇』を拿捕したことで、炭鉱を巡る戦争は再び拮抗し、小競り合いを続けていた。次の大戦に向け束の間の日常を過ごす文洋たちだったが、レオナは祖国に残してきてしまった弟・ルネをどうにか取り戻せないかと思案していた。『九頭蛇』を制圧した文洋は、その功績から王女ラティーシャ直属の遊撃飛行隊隊長に任命されることになる。そんな折、テルミア海軍と扶桑海軍の共同作戦中に謎の飛行船による襲撃に合い、壊滅的な損害を受けたと報告が入る。乗組員が撮影した写真に映っていたのは、飛行戦艦と呼ぶべき鈍色の巨体。そして――砲弾を受け止めて燐光を散らす、レオナのものと同じ魔法陣だった。
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