[小説]異世界落語
あらすじ
近隣諸国は皆侵攻され、残されたのは光の血筋を受け継ぐと言われている、サイトピア国のみ。そんな絶望的状況を打破すべくサイトピア王が下した命は、異世界から救世主を召喚する事。大臣より指令を受けた宮廷視聴者のダマヤは、天才召喚師クランエと共に救世主召喚を試みる。「サムライ」「ニンジャ」「リキシ」等、異世界には様々な特殊技能を持つ者が存在する。宮廷執務室では皆期待を胸に、ダマヤの報告を待っていた。だが、ダマヤが召喚して連れてきたのは「キモノ」という見慣れない装備をまとった一人の男。彼は……「ハナシカ」であった。――そう。これは、一人の噺家が落語で世界を救う物語である。
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近隣諸国は皆侵攻され、残されたのは光の血筋を受け継ぐと言われている、サイトピア国のみ。そんな絶望的状況を打破すべくサイトピア王が下した命は、異世界から救世主を召喚する事。大臣より指令を受けた宮廷視聴者のダマヤは、天才召喚師クランエと共に救世主召喚を試みる。「サムライ」「ニンジャ」「リキシ」等、異世界には様々な特殊技能を持つ者が存在する。宮廷執務室では皆期待を胸に、ダマヤの報告を待っていた。だが、ダマヤが召喚して連れてきたのは「キモノ」という見慣れない装備をまとった一人の男。彼は……「ハナシカ」であった。――そう。これは、一人の噺家が落語で世界を救う物語である。
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手違いで異世界に召喚された現代の噺家、楽々亭一福。彼の「異世界落語」はサイトピア城下で人気を誇っていた。魔法使いが辻斬りの戦士に胴を斬られて真っ二つになる『胴斬り【胴斬り】』。剣士が必殺技の名前を師匠につけてもらう『エターナル【寿限無】』。謝霊祭のお祭りの出店を巡って孫に翻弄される祖父を描いた『謝霊祭【初天神】』等、多くの落語を異世界落語にしてターミナルに浸透させていく一福。そんな中、十数年振りにサイトピアに帰ってきた一人の老騎士がいた。彼の名はアルステッド。以前は勇敢な剣士としてターミナルにその名を轟かせた男だが、いまや酒浸りの日々で、かつての姿は見る影もなくなってしまった。一体、老騎士に何が起きたのか────。物語は老騎士の「過去」を軸に急展開を迎える。
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壮絶な過去が明かされ、異世界と向き合うことを決めた現代の噺家、楽々亭一福。マドカピアで落語を披露する日々の中、彼の人々への関わり方には、徐々に変化が生まれていた。囚われの身となったサイトピアの勇者ラッカを救う為、一福は独房を訪れ、差し入れを渡す。それがきっかけで、ラッカの夢にはかつての相棒で、クエストで命を落としたピートが頻繁に現れるようになるのだが――。『つる』『あたま山』『抜け雀』等々、メジャーネタのオンパレード!リミッターの外れた噺家が世界を変えて変えて変えまくる。序章は終わりを告げ、物語は急転直下の勢いを見せ、噺家が世界を救う抱腹絶倒ファンタジーが、遂に幕を切って落とされる!
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ヒーロー文庫12周年! コミック版も大好評発売中! 笑わない姫君を笑わせろ? 一人の落語家が笑いで世界を征服する!異世界ターミナル、そこに長い間敵対し、憎み合う二つの国、サイトピアとマドカピアがあった。その二国の領土の丁度中間地点に、突如誰も見たこともない出で立ちの城(寄席小屋)が建ち、新しい国が誕生した。その国の名こそ「招笑亭」。王の名は楽々亭一福。現代から召喚されてきた噺家の一福は、笑いで世界を征服する為、招笑亭で落語を披露する。「ソード算【壺算】」「ミス・バミューダ=トライアングル【たらちね】」「イドのティーポッド【井戸の茶碗】」現代の落語を異世界風にアレンジして演じるその様式は「異世界落語」と呼ばれ、一福の名は国を超え、大陸を超え、知れ渡っていき、招笑亭近隣も発展し、宿屋、土産物屋等が立ち並び「ラクゴ村」なる商業集落まで生まれていた。 あるとき、一福の元にサイトピア国の第一王女、サブリミナルが現れた、。「サイトピアの笑わない姫君」の異名を持つ。そんな彼女を笑わせて欲しいと、勇者ラッカに依頼される。一福は不敵に笑った。「『笑わせてくれ』ですか。まったく噺家冥利につきますね。歯医者に歯を治してくれ、ケーキ屋にスポンジ混ぜてくれ、って言っているようなもんですよ。いやはやこいつは――本気でいかないといけませんね」。一福が演じるは「ちりとてちん」の一席。だがそれはいつもの異世界風アレンジの落語とは違うもので……。場所が変わり、国が変わっても、一福がすることは変わらない。高座に上がって落語を演るのみ。噺家が落語で世界を救う、元祖抱腹絶倒異世界召喚ファンタジー、ここに新章開幕!!!
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大人気シリーズ最新刊は、まさかの主役交代? 落語姫誕生! 呪いを解く? 政略結婚? 異世界の問題は「笑い」で解決!サイトピアの王女サブリミナルは招笑亭で落語を観て以来、どっぷりとその沼に嵌っていた。日に三度、寄席を訪れては一福の高座に触れ、メモを取り分析する日々を送っている。そんな彼女は、いつからか「落語姫」という二つ名で呼ばれるようになっていた。サブリミナルは一福の落語から影響を受け、様々な騒動を巻き起こしていく。『サンダーバードとり【鷺とり】』を観て、一福の使い魔であるドラポンのクモノスケを捕獲しようとして宙を舞ったり、廓噺の『アケガラス【明烏】』を観てアヤメの一福への想いを成就させようとしたり、本物の「オハヤシ」を実現する為宮廷に乗り込み、異世界映像端末(テレビジョン)を視聴したり…。また招笑亭の財政難を救う為、辺境伯のパーティーに参加して一福に落語を披露させ、商売を画策する等、主人公よりも主人公らしい働きをみせるサブリミナルの勢いは止まらない。そしてついに、「魔族」と忌み嫌われていたマドカピアの人々の呪いを解く方法まで見つけることに。一福はというと、前回の『ちりとてちん』に続き、『笠碁』『たちぎれ』を原典のままで演じる。異世界の人々の反応やいかに!? 真打登場!? 表紙のセンターも奪い、主役交代の勢いで落語姫が暴れまくる!抱腹絶倒落語ファンタジー9巻、ここに開幕!!
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一福がついに真打へ! 剣でも魔法でもなく、一席の落語が王国の未来を揺さぶる。そして王城へ殴り込んで披露した大ネタとは?長きにわたり敵対してきたサイトピアとマドカピア。その根底には、かつてサイトピア王族が生み出した「マドカピアンを嫌う呪い」があった。招笑亭で同じ落語を聞き、共に笑うことで呪いが緩和されることを知ったサブリミナルは、完全解呪の方法を思いつく。両国の王族の血を引くクランエを噺家にし、世界中を巡って落語を披露させる「救世主ラクゴキャラバン」だ。だが計画には二つの問題があった。クランエ本人が心から噺家になりたいと思うこと。そして一福が、弟子を取る覚悟を決めること。一福は真打になる直前に異世界へ召喚され、兄弟子の死と「一福」の名を背負った過去にも、まだ決着をつけ切れていなかった。そんな一福を支えるアヤメ。彼女の秘術で魂だけ故郷へ戻った一福は、師匠・楽々亭七福と再会し、過去を見つめ直す。さらにアヤメとの未来も決め、ついに真打、そして師匠となる。一方、クランエも一福の落語に惹かれ、自ら弟子入りを志願。「楽々亭楽々」の名を授かり、見習い、前座、稽古、初高座と噺家への道を歩み始める。ぎこちなくも懸命に客を笑わせる楽々。その落語はついに、数百年間誰にも解けなかった呪いを一人、また一人と解き始めた。しかし完全解呪を恐れるサイトピア側は、楽々の身柄を狙う。そこで一福が見せたのは「師匠」の顔だった。「邪魔をすんじゃねえ、俺の弟子の」仲間を率いて王城へ乗り込み、王の間を高座に変えて披露する大ネタとは?剣でも魔法でもなく、一席の落語が王と預言師の心を揺さぶり、国の方針さえ変えていく――。
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