トゥインクル・キャンディ
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あらすじ
それは「大切な友達」に贈る、不思議で特別な金平糖。 「いっくんがお友達に元気になって欲しいと思ったときひとりにひとつずつあげてね」歳より大人びた少年・泉は、菓子店「エストレーラ」の店長・綾人から、特別な金平糖を5つもらった。1粒めは笑顔の下に悩みを隠す親友に、2粒めは親友に想いを寄せるクラスメイトに… 魔法のこめられたきらきら光る砂糖菓子を、少年は「大切な友達」に配っていく…。 5つのきらめく魔法を託された少年と「ココロ」の物語。
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みんなのレビュー
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これで完結と言わずぜひ続編を!
BLじゃないかつファンタジー、タッチも変わっていて一瞬別人かと思いましたが、読めばちゃんと雲之助さんでした。
めちゃコミでは「こっちにおいで」(2013年)から「口福印のお料理男子」(2020年)まで7年空いているように見えますが、紙の出版は
2012年「恋人アソート」:2012年入荷
2013年「こころの実」:未入荷
2015年「まったく君ってばもう」:未入荷
2015年「トゥインクル・キャンディ」:2021年入荷(本作)
2019年「口福印のお料理男子」:2020年入荷
のようですね、ややこしい…。
主人公は一年前に引っ越してきた大人びた小学生広瀬泉。引っ越しの理由にもなった悩みを抱えている。
ある日泉は近所の菓子店「エストレーラ」店長の綾人から、元気になってほしい友達に1粒ずつ渡してと不思議な金平糖をもらう。
1粒目は仲良しの繕(ぜん)へ。
いつも明るい繕だが、ニコニコしていないといけないと思い込んでいるわけがあって…。
2粒目は同じクラスの真理菜へ。
真理菜は仲良しの繕が泉ばかりかまうのが悔しくてつい泉にあたってしまうが…。
3粒目は綾人の弟清純(せいじゅん)へ。
高校卒業後は店を手伝うつもりでいた清純は、綾人に反対され悩んでしまい…。
4粒目は"扉の向こう"から来たマノイへ。
金平糖を渡せと理由も言わず詰め寄るマノイに切れた泉は…。
そして最後の5粒目は…。
真理菜とマノイが若干暴走するけどちゃんと謝れるし、悪人がいない温かい世界です。
近しい人の悲しさやつらさを知った泉が、自分の考えをまじめに伝える様子は、えらいなーと思いつつ、悩みのせいでこんなに早く大人にならないといけなかったのかとかわいそうになってしまう。
5粒目でポロポロと泣くシーンはもう抱きしめて背中をトントンしてあげたかった。
綾人が通りがかってくれてよかったー!
1粒目で繕は泉に救われ、5粒目では泉が繕に救われるという、ふたりの一方通行じゃない友情がいい。
泉が繕に金平糖をあげるシーンでは、BLだったらここでふたりは恋心を自覚しちゃうとこだわーとドキドキしちゃいました(笑)
明かされない謎(金平糖を配るルールや、ルゼと藤一郎、紗夜の関係、清純がまだ金平糖を作れない理由など)があり、ちょっとモヤっとします。
なので、ぜひ続編、できれば泉の中学生or高校生編希望です!by 87bee- 0
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4.0