みんなのレビューと感想「帰郷」（ネタバレ非表示）（52ページ目）

こういった親族の集まりに参加したことがないのでわかりませんが、なんだか伝わってくるものがありました。

ゆく末

東京から田舎に嫁いで東京に子供を
送り戻した人の話によると

その手の上京組は昨今の不景気からすると
地方の県庁所在地出身者が多く
その地域での高所得者が目立つ
向上心と学歴の高さから地元の大学より東京の有名私立大

末梢から消えていく日本
残るのは
どこにも行けないか
出ていくことすら頭にない
取り残される人達

誰も何も革新的な仕事はしない
外からの変化を待ち
田舎の良さ？を見つけてくれるのを待つ

田舎を嫌っての
少子高齢化だと
いうのに

なんともいえない寂しさで
ぐうの音も出ず
これを読んで
実感させられた

田舎の息苦しさ

男尊女卑の考え方が当たり前の地方で、女の子が抱える息苦しさは、今も昔も変わらないのが良く伝わってくる。
ここまであからさまではないかもしれないが、その息苦しさは、現代の都会にもしっかり生きている。
旧来の価値観を持つ親に育てられた子に、その価値観は受け継がれる。せめて自分の息子には、引き継ぎたくないと思うが、
夫と自分の関係性を敏感に感じて育っているので、難しい。

息苦しい。

田舎ならではのしがらみと価値観。自分だけならそこから飛び出すのは自分次第だけど、飛び出した後に「育て方が悪い」などと周囲に責められる親のことを考えると逆らえない…。でもそこは自分の人生なんだから、と飛び出して欲しい。

わかる！って

言って欲しくて書いている感じがする。

そのために従妹を他界させたのでしょうか

今の若い世代では変わっていることを願いますが、九州では割と見た光景。子供の頃から、女に生まれてよかったなんて思えなかった。
母も苦労したので、「九州の男はやめておけ！！」って言われてました（笑）
女性にあれこれ高圧的じゃないだけで、他所から来た男性がやたら優しい人に感じてましたね。ふと思い出した。やだなぁ…。

田舎独特の

田舎独特の閉鎖感。都会に出た者は田舎を捨てたよそ者。そんなふうな威圧的な感じはどこの田舎にもありそう。読み終えたあと、なんだかなーと心に虚無感が残ります。

無料試し読みしました

無料試し読みが出来るようだったので、読ませていただきました。
嫌いな絵のタッチではなく、自然に読み進められました。
無料試し読みできるページ数が少なく、この先どうなるの？と思うまで読めた感じが無く…中途半端な感じでした。

一話のみ

地方都市の閉鎖的な地域では、あるあるなのかなと思いました。主人公の言動は、閉鎖空間を脱する能力と意思があるから言えることであって、従姉妹には難しい選択だったのかなと。長いものに巻かれる方が楽と言えば楽。
そういう経験がない私は、そうですね〜って愛想だけ振りまいて絶対に帰らないと思います。

読んでみると良いと思います

明るい話ではないが、気分が落ち込むこともなく、2話完結なので読んでみても良い話だと思います。私は都会育ちですが、母の実家は一般的には閉鎖的な地方なので、
地域差など全く解らなくはないです。
ただ母の兄弟姉妹は皆、都会に出て暮らしているので、漫画のような事はなく、
都会でも家族や、会社等それぞれで独特の世界があったり、支配させたい側と従う側があり、人は環境に支配されていく…
そんな事を考えました。
自分で環境を整える、変える等は自分のために必要な事等だと思います。