【ネタバレあり】相愛シネマトグラフ113のレビューと感想
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仲良しなふたりが見つける未来への一歩
団地で育った幼なじみの藤沢夏喜と小平忍。
前作「青春エンドロール113」でつきあうようになったふたりのイチャイチャと、夢中になれるモノがなかった夏喜が、映画研究会の仲間とともに映画制作を手伝う経験を経てやりたいことを見つけるストーリー。
映画監督野火止多聞(のびどめたもん、通称ノビ多)は、同じ団地に一時期住んでいた同級生。
ノビ多や映画制作関係者との交流で新しい世界を知りワクワクする夏喜。
夏喜を好ましく思い、夏喜と忍の関係がメチャクチャうらやましくてでも素直になれないノビ多。
わざとイヤなことを言って夏喜の反応を楽しむノビ多を快く思っていない忍。
三者三様の気持ちが周囲との交流も含めて丁寧に描かれる。
ノビ多が夏喜に好意を持つ裏付けに、夏喜の素直でオープンで優しい様子がたっぷり表現されます。
これは惹かれちゃうよなーと思いつつ、忍はこういう夏喜に守られ救われてきたんだろうな、そりゃ大好きになるわと納得。
一方忍の魅力もバッチリと。
夏喜を傷つけるノビ多に怒ったり、団地ロケで力仕事を手伝う様子は頼もしいし、仕事終わりにひとまとめにした髪型で蝶ネクタイをほどき、シャツの胸をはだけて夏喜と電話しているのはすごく色っぽい!
夏喜が映画上映イベントを企画し推進することで、自分は作品は作り出せないけど、それをたくさんの人に知ってもらうことはできると気付くのがすごくいい。
なりたい職業で人気の野球選手やケーキ屋さんとかは誰もがなれるわけではない。でもその周辺に、自分の能力を活かして貢献する仕事は実はたくさんあるんだよなー。
前作では忍→夏喜の思いが大きすぎてちょっと可哀想だったけど、今作は夏喜の忍への気持ちがモリモリ。
忍を守りたい
忍との関係を大事にしたい
他人からの肯定も否定もいらない
死ぬまで秘密にしておこうと思った
と言う夏喜を
死ぬまで一緒にいてくれるの?
と抱きしめる忍。
よかったねー忍!
エロも、本能寄りだった前作から成長し、お互いを愛しく大切だと思っているのがわかってステキです。
「おはおや」の開人&伊介もふたりで生きていく約束をした仲だけど、同様にこのふたりもずっと一緒でラブラブなんだろうなーとほっこりします。
夏喜も忍も今後の進路が見えてくるところで終わるので、次作は新しい環境で悩みながらがんばる仲良しなふたりが見たいなー!by 87bee- 3
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5.0
ウルってきた
この作者さんの描く空気感とかすきで、優しいラブ感で、最後はちょっとウルってきちゃった。団地ってなんか特別な空間なのよくわかる。すごくいい。
by 匿名希望- 0
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5.0
タイトル通り
2人の関係性が、しっかりと青春から相愛に変わってました。
野比止君が加わり、漠然としていたこれから先の事が何となく見え始めていたみたいなんで、その後の彼らの姿も見てみたいです。
それにしても先生の作品はハズレがない‼︎
今回もステキな作品でした。by ak:ak- 1
5.0