【ネタバレあり】青春エンドロール113のレビューと感想
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団地で育った幼なじみ同士の優しい恋物語
頼まれると断れない、人のいい藤沢夏喜。おっとり、いつも穏やかな小平忍。
タイトルの113はふたりが生まれ育った団地の号棟で、いまも夏喜が203、忍が303に住んでいる。
高校卒業後ふたりの進路は別々になりあまり会わなくなったものの、弱い自分をさらけ出せる大切な存在だ。
ある日、忍の知らない顔を見て動揺した夏喜がつい言ったことをきっかけにふたりは体の関係を持つことに。忍はずっと夏喜が好きだったからうれしくてしょうがないんだけど、夏喜は体先行の状態。忍の真剣な気持ちを知り、とまどい、拒絶してしまう。
夏喜は離れてみて忍のかけがえのなさに気付くわけですが、ここの流れが作者らしさ。
当て馬が出てきたりとか、お互いの気持ちを試したりとか、ヤケになって自分や相手、周囲を傷つけるようなことはしない。
そうしたほうがドラマティックになるしわかりやすく表現できるし、そういうのも大好きなんだけども。
そういう展開や演出はいくらでも過激にできる。でもそうせず、刺激を抑えたうえで魅力的な作品にするのが作者の持ち味で、この優しい世界、空気感がほんとに好き。
ただ、夏喜は忍を好きなのを自覚はするけどラブの意味として好きなのか自信はなく、モヤッとする終わり方なんですよ…。
で、それは次作「相愛シネマトグラフ113」で解消されます!
タイトルからしてわかるけど、冒頭シーンからふたりのイチャイチャっぷりがたまらんです。夏喜ったらこんなに忍のことを好きになったのか~!忍よかったね~(≧∀≦)とニヤニヤしちゃう!
また本作では解決されない、大学の友だちや忍と比べ自分だけが成長していないという夏喜の悩みは「相愛~」のテーマのひとつでもあるので、その点からも合わせて読むのがオススメです。
なお13-14話の描き下ろし「青春コンドーム」は、タイトルこそ刺激的ですが、大好きといつも伝えてくれる忍を喜ばせようと夏喜が頑張る様子がかわいらしく微笑ましいお話。
全編ベッドの上なんだけど(笑)、単にエロいのではなく、お互いが思い合っている様子が描かれているので、本編の、エロいことに興味があったのでヤッちゃいました、のときとはまったく違います。夏喜が忍のことをラブの意味でどんどん好きになっているんだなとわかってうれしくなっちゃいます。
「相愛~」へのブリッジとしてちゃんと意味があるエピソードです!by 87bee- 4
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5.0
若者のなんとも言えないキュンとするラブストーリーです。まだまだ大人にはなりきっていない夏喜くん忍くん。子供の頃からずっと好きだった忍くんに比べるとそれがほんとの恋心かわからない夏喜くん。それでも離れたくない気持ちは一緒。これから2人の気持ちがどれだけ成長するか楽しみにしています!
by 匿名希望- 0
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5.0
幼馴染もの
団地、ちょっと家庭が複雑?そんな雰囲気の中の幼馴染。心優しい2人。すごくほっこりするのに、ちょっと切なくて、すごく良かった。2人はどんな大人になるのでしょう。続き知りたいな。エロも充実。絵もかわいい。
by 匿名希望- 1
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5.0
少し切ない気持ち
すごく毎日を頑張っている忍くんがずーっと好きなのは幼なじみの夏喜くん。なんとなくエッチをする仲にはなったけど子供の時からの遊びの延長みたいな感じで。一旦離れてみて忍への想いに気付きまた関係が復活してハッピーだけど、ベースに貧しさと苦しさがあり切なくて悲しくて。どうか2人の未来が明るくなりますように。
by おかあたま- 2
4.0