僕のパパになってください
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あらすじ
僕は赤の他人にお金を払って、パパになってもらっている…。仕事に追われるSEの奈良春樹(30)は、不器用で自分にも他人にも厳しいが、“パパ”と慕う赤の他人の灰田克美(52)にだけは、素の自分をさらけ出すことができた。二人は擬似父子(おやこ)として、動物園や花火大会…etcと春樹が子供時代にやりたかったことを体験していく…。
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みんなのレビュー
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言葉にできない感情が揺れます
読後ものすごく泣いてしまい
これはもう感想書かなきゃって思いつめ
本当に幾度もトライしたんだけど
どうしてもうまく言葉にならない。
読んでくれたらきっとこの気持ちがわかってもらえるはず
肌理細やかな配慮に溢れた世界観で安心して感情を揺らされる。
二人の未来がどうかどうか穏やかでありますようにと
祈りながら反芻してしまう
そんな物語です。by 匿名希望- 1
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4.0
家族ってなんだろう
女性漫画ジャンルなんですね。BL的な展開を望む方には肩すかしですが、ジャンルに囚われず幅広い層に読んでもらえていいかも。
あらすじに「お金を払って~」とあってちょっとひるむと思いますが、金銭のやりとりは食事をおごるおごらない程度の、お互い気を遣わないようにするための形式的なモノなのでご安心を。
途中から泣きっぱなしで、読了後も余韻でボーッとするような、とても考えさせられるヒューマンストーリーです。
奈良春樹、30歳。仕事は忙しく、クライアント、上司、同僚、後輩に振り回され、周囲とうまく関係を構築できない要領の悪い自分に落ち込み、心身をすり減らす毎日。
唯一の癒やしは父親との交流。とはいえ実の親子ではない。灰田克美はひょんなことから知り合った、まったくの他人だ。
奈良は遠慮がちで、自分の気持ちを表現するのがヘタクソ。真面目でワガママも言えない不器用な性格。上京してからすっかり家族とは疎遠。
一方灰田も、離婚して以降ひとりで寂しく暮らしていた。妻や娘の気持ちをないがしろにしていたことに後悔を感じている。
そんなふたりが疑似親子として、お互いを思いやりながら、少しずつ関係を深めていく様子が描かれる。
動物園、花火大会、クリスマス、初詣。
奈良が子どものころ、したくでもできなかったことをして、過去をやり直すふたり。
親だから子だからわかり合える、血がつながっているから思い合えるというのは、あくまで理想。家族ってそんなに簡単じゃない。
親なのに子なのに好きになれない気持ち、わかり合えない状況は本当に苦しいし、自分を責めてしまう。
家族と"ふつうに"やれている人にはピンとこない話かもしれないが、そうじゃない人には胸に迫る内容だろう。
私もこんなパパやママが欲しい。
ふたりとも本当の家族とはうまく関係が作れず、大きな後悔を抱えながら生きている。でもその経験があるからこそ、今度は間違えないようにとお互いを大切にできた。
物語は完結してしまっているけど、この関係を築けたふたりが、実の家族との関係を再構築するという続きがぜひ読みたい。
奈良の妹ちゃんと、出てきてないけど灰田の娘ちゃんに期待したい。
ふたりとも憂いなく、心から笑って、幸せに暮らしている様子が見たいなぁ。by 87bee- 0
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5.0
すごく切ない
エッチなシーンは皆無です。ただゲイである青年が親子の縁を絶ち生きてきて、たまたま出会ったおじさんと父子契約?をして過ごす話し。上手く生きて来れなかった2人が父子として人生をもう一度やり直す。とても幸せな時を過ごしているけど、どうにも切ない。春生の気持ちがだんだんと…
by おかあたま- 2
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5.0
温かい気持ちになれました♡
少し切なくて、だから幸せになれるといいなぁと
思える作品でした。人は1人でも生きられるけれど、やっぱり1人は寂しいんですね。擬似親子のままなのか、恋に進展していくのか?含みを持たせたラストでしたね。どうなるかは、ご想像にお任せしますって感じでしょうか?by ミニなっつ- 0
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5.0
一気に読んでしまいました。主人公を取り巻く環境のイライラを大人の「パパ」がたしなめ諭していく。お互いを必要と気づいていく過程がじわりと感じる作品でした。微妙な感じで終わっているのがスッキリしないです。続きが読みたいです!
by 匿名希望- 0
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5.0