偽りの花嫁令嬢と消えた懐中時計 分冊版[ホワイトハートコミック] 10巻

あらすじ

没落したダーレン男爵家の娘・アリシアは、悪名高きウォルター伯爵が父を追い詰め、大切な遺品だった懐中時計をも奪っていったことを知り「お父様の懐中時計を取り戻し、ウォルター伯爵の悪事を暴いて法の裁きを!」と復讐を胸に誓う。王国屈指の大貴族・ウォルター伯爵。その妹の家庭教師となるべく身分を偽り、伯爵家に潜入することになったアリシア。金に汚く傲慢な悪魔のような男と聞いていたウォルター伯爵だったが、現れたのは冷たい青い瞳が印象的な美青年だった。噂に聞いていたはずの冷血な男――しかし、ウォルター伯爵ことライアンがときおり見せる優しさと切ないほどの寂しげな表情が頭から離れないアリシア。父の仇だと憎しみを募らせてきたはずが、揺れる心に戸惑いを隠せない。ライアンもまた、自分を陥れるスパイに違いないと疑っていたものの、アリシアに抑えようのない欲動を抱く。月が輝く夜、着実に大きくなっているライアンへの恋心と、手放すことのできない復讐心に揺れ涙したアリシアは、父親の仇を取ることを選びライアンの書斎へ手掛かりを探そうと侵入…その瞬間、ライアンが現れ――?偽り合った関係。それでも互いが互いを激しくもとめて結ばれる二人だが、アリシアには魔の手が迫っていて!?※この作品は講談社X文庫ホワイトハート『暴君伯爵の甘い手ほどき』の内容を一部改変の上、タイトルを変更してコミカライズしたものです。大人気ロングセラ―小説を待望コミカライズ!「俺をだませると思うのか――?」復讐から始まる永遠の愛!