【ネタバレあり】虐待父がようやく死んだのレビューと感想（16ページ目）

作者さんは素晴らしいと思う

虐待は連鎖すると聞きます。
事実、虐待を受けていた父親による虐待、という虐待の連鎖の実体験を描いた作者さんの、幼少期〜今のお話です。

私は、この作者さんが、サバイバーの自分に甘んじることなくパーソナリティを確立し、自分と向き合い続けたことが素晴らしいと思いました。

同じ息子を育てている母親として、最後は涙が止まりませんでした。

「僕のこと、好き？」と、言ってくれる息子を私も育てたいです。

じっくり

じっくり読める作品だと思う。実際こういう家庭はあるのだろうね。なんか切ないが最後に泣けてしまう作品。

同じ境遇だった人は理解できると思う

お父さんがいなくなれば…これ以上の辛さは免れる。毎日の暴言・暴力に「どこまで耐えられるのか」怒りとは、急に抱くこともあれば、積もり積もったものもある。こればかりは、耐えればその後、幸せになるという訳ではない。運が悪ければ、幼少時に命を落とす可能性もある。自分の人生にも重なるようで複雑ではあるが、心を描画してもらった気がして、読み続けています。

言えない、がそもそも

ここまで酷くはないけど、うちも似たような部分があり、部分的に共感しながら読んだ。

兄2人が大学進学とともに家を出ていき、父親から性的虐待を、という流れになるが、結局こんなこと誰にも言えないという思考回路が1番の根源になるのではないかと思った。うちも、家や母親の近辺で起こる出来事は父親に言わないように母から言い含められていて、当時は禁忌として頑なに守っていたものだ。秘密を守ることが悪循環を誘う。

作者は、せっかく中学出で働くという選択肢も思い浮かんでいても、自分がされることを隠そうとすると逃げるという手段も取れない。マインドコントロールされているとともに思考停止に陥ってしまうのだろう。また、男親が暴力を振るう場合、特に娘は何かと延々と母親に味方しがちだが、結局一緒にいるという意味では皆さん言われる共依存でもあり、父親とほぼ同類と思える客観性ももった方が先々は幸せになりやすいと思う。

同様？の境遇の方が少しでも自分の人生を生きられるといい。

おもしろい

親が子に与える影響のすごさをしみじみと感じました。
そして幼少期の記憶や傷はなかなか消えない。良いも悪いも自身の経験を無意識にも子に伝えてしまうので、虐待は繰り返されているのだと思います。
しかし、それを理解して、良い方向に行動に移せる人はなかなか居ないと思うので、感動しました。

虐待

実の親とは思えないような　言動に驚きました　本人がどれだけ辛かったか
自分との葛藤を考えても　　理解者がなかなかいなくて　つらいなと思いました

とんでもねえ...

この親父とんでもねえ...ほんと言葉ではあらわせられないくらい怒りがこみ上げております。最悪ですね。外面だけはいいだなんて。

広告から

広告で見て どんなお話かなと思って来ましたが、こういう家庭本当にあるんだ、と言うのが正直な感想でした。
私は虐待も暴力もなく、自分で言うのもアレですが、本当に愛に溢れた家庭で育ったものですから、ショックの方が大きかったです。
ちなみに、同じ作者さんの別のお話「隠れビ〜やってました」も読みました。こちらと内容がシンクロしてて より深みが増しました。家庭の環境、育った環境ってゆうのは大事なんだなと改めて思いました。

改めて子供の頃に虐待されたトラウマって深い傷になるんだって思いました。私も妊娠中に悪夢を見ました。虐待された人にあるあるなんだって共感しました。虐待の連鎖を断ち切って頑張って生きてる作者さん、応援してます。

考えさせられます

作者さんはこの作品を描きながら、過去の出来事を思いだして苦しかっただろうな...
お父さんが怒っている描写は迫力があり怖かった。無力な子どもに、大人から怒りを思いきりぶけられるのはどれだけつらいだろう。自分の感情にまかせて子どもを怒ってしまうことの罪の重さを感じました。