妊娠したら死にたくなった~産褥期精神病~
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あらすじ
最愛の人と結ばれ、ふたりの愛の結晶を授かる。それはとてもステキなことで、幸せの象徴であり憧れの対象だった。そして努力の甲斐あって念願の妊娠。自分も家庭を持ちこれから親子3人の幸せな生活が待っている――――はずだったのに。どうして私は精神病院に入院しているんだろう…? 勝手に動き出す足、突然やってくるナゾの恐怖感、死への衝動…、妊娠を契機に始まる数々の体の不調。マタニティーブルーではとても説明できない原因不明の症状に翻弄された作者が、実体験を元に描く驚愕のストーリー!!
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みんなのレビュー
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わかる気がします
心が病むというより、脳の回路が間違って暴走してしまうあれ、思考とは別に体が勝手に動いてしまうあれ、経験あります。
この体験談とは違うかもしれないけど。
初めて出産した日の夜中でした。突然足がもぞもぞして目覚めて、今すぐに病院の屋上から飛び降りようとしている自分がいました。
勿論そんな事望んでません。何これ、怖い、でも体が勝手に実行しようとするんです。
産後すぐだったからまだ痛みのため自力歩行もおぼつかず、それが抑止力となって行動に移せなかったのが本当に幸いでした。
個室でナースコール押そうかとも考えましたが、こんなばかげた事言っても信じてもらえない、と諦めてひたすら恐怖と戦って朝を迎えました。
その経験は一度きりで、次の日にはけろっとしていて普通に退院、育児も大変な時にはしんどいな…と思うことはあっても頭の中が壊れてしまったようなあの怖さ異常さは今のところ無いです。二人目も普通に産んで子供たちも元気に育ってくれました。
あれは何だったんだろう?と思うと同時にこの作品を読んで主人公の異常な部分があの夜の自分と酷似していて驚いているところです。
あぁ現実にあるんだって。
心と脳が解離していくようなあの怖さ。主人公は辛かったでしょうね。続きが気になります。by 匿名希望- 199
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3.0
総合病院の産科病棟で働く助産師です。
よく妊産婦さんやご家族さんに言われます、助産師さんが1番天使だねと。
この漫画を見て改めて、普段私たちがどのように見られているのか、とても考えさせられました。
レビューを読ませていただいて、皆さん精神科のスタッフさんや作者ご本人さん(主人公さんかな?)へ厳しいお言葉が続いておりますね。でも私から言わせていただければ、1番の落ち度は産科医にあると思います。明らかにコンサルトのタイミングが遅すぎます。私たちの病院では、既往歴に心療内科等に受診歴がある方は必ず妊婦健診と並行して受診していただいています。私たちの病院には精神科はないので地域の精神科病院との連携になりますが、必ず情報提供してもらい、十分な情報や受診が得られない場合は、精神科も併設の総合病院へ紹介することとしています。妊婦健診の間に既往に対する対処がされていないこと、妊婦が精神症状を訴えているのに主治医や精神科医への相談なしに(作者視点なので裏では行われていたかもしれませんが)カイザーが産科医の判断のみで実施されていることを踏まえると、やはり第一関門である産科に問題があると思います。
この漫画を読んで、日々行われるカンファレンスに、今以上に真剣に参加しようと思わされました。勉強になりました。by 匿名希望- 256
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3.0
産褥期精神病とは違う
妊娠初期から自分も精神が不安定だったので共感した、との意見が多く私自身も妊娠初期に躁鬱状態で苦しんだので気持ちは分かります。
でもこの方は元々精神病を抱えていて「お母さんごっこ」がしたいという理由で勝手に断薬、妊娠出産をしているので共感はあまり出来ませんでした…。
産褥期精神病ではなくて、もともと精神病を抱えていてそれを隠して妊娠出産した結果悪化したのだから、このタイトルはちょっと違うのかなと思います。
ただ、妊娠出産とはそれだけ自身の体にも精神にも負荷がかかるものなので、安易に「こどもかわいい!すき!」「大好きなこの人の子供育ててみたい!」だけで子作りしてはいけないよな〜と考えさせられました。
作者さんのこれからの健康をお祈り致します。by 匿名希望- 128
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3.0
同じ精神疾患持ちの妊婦として
心外だなぁと思いました。
妊娠8カ月なのでサブタイトルが気になり、最新話まで読み終えました。
主人公さんが本当に浅はかで自分勝手。
私も精神疾患当事者なので辛さはお察ししますが同情も共感も出来かねる。
深くは触れられてないですが、心療科に通院歴と服薬歴があったようですが、どんなタイミングで誰の判断で断薬にいたったのでしょうか?
他のどなたかも書かれていましたが、安定剤や抗うつ薬などは徐々に量を減らしながら辞めていくのが基本なのですが、旦那さんとの会話のニュアンスから主人公様の独断で断薬し、独断で妊娠出産に至ったのではないかと予想しています。
私はこの漫画のサブタイトルでもある「産褥期精神病」について、妊娠初期の頃に精神科の主治医と産科の主治医の双方から聞かされていたので、常に気にしながら今日まで過ごしてきましたし、出産を終えても気にしてなければならないと肝に命じています。
主人公様も妊活するにあたり、通っていた心療科の主治医に相談をしていれば対策指導など、何らかの指示があったはずです。
それを怠って勝手に妊娠出産、新たな病を発症させたあげく、その責任を子供に転換し、憎悪した下りには嫌悪感すら感じました。
心療科や精神科に通院経験がある、または現在進行形で持病と向き合いながら妊娠出産に挑む女性はたくさんいらっしゃると思いますが、全員が全員この主人公みたいだと思われたらたまらないです。
絵は上手で錯乱時の表現のしかたも世界観が出ていて良かったですが、それだけです。by 匿名希望- 275
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3.0
ん~・・・
内容はすごくリアルです。
ただ、主人公も作中で言ってますが
「お母さんごっこをしたかった」
「お母さんごっこをしたがったから」
など口にしてますが、子供を4人産んだ私からしたら本当にそうだな・・・と思います。
大切な旦那さんに、色々隠し事して影で薬飲んだり、子供を退院の餌に使ったり・・・この方はお母さんどころか、自分自身がまず大人にならなければいけなかったと思います。
辛いのはご本人だけじゃない。
それを支えている家族、大事な時にそばにいて欲しいと思うママの存在・・・
この話は実はらしいけど、本当にそうなら、こんなにも自分のことしか考えられないなら子供とか産むべきじゃないと思った。
子供が本当に可哀想。
親は子供を見る責任があるからご両親は仕方ないと思うけど、旦那さんとお子さんが本当に可哀想でたまらなかった。by 匿名希望- 147
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