あとかたの街
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あらすじ
太平洋戦争末期の昭和19年、名古屋。木村家次女・あいは、国民学校高等科1年生。青春真っ只中にいるあいの関心は、かっこいい車掌さんに出会ったことや、今日の献立のこと。自分が戦争に参加しているなんて気持ちは、これっぽっちもなかった――。しかし、米軍にとって名古屋は、東京や大阪と並んで重要攻撃目標だった。少女・あいにとって、戦争とは、空襲とは、空から降り注いだ焼夷弾の雨とは、一体何だったのだろうか。
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みんなのレビュー
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地元名古屋の戦争
戦争漫画もすくなくなってきて。
戦争漫画があっても、広島、長崎、沖縄、東京の話ばかりでしたが、この漫画は名古屋が主です。
地元の名古屋だけあり。
物語に出てくる話し方、場所などが思い浮かべやすく、名古屋でもこんな大きな攻撃があったのか…と。切なくなりました。
今、終戦記念ドラマ。映画も減り。
戦争漫画自体も減っているので、少しでも人々の記憶に戦争が残るように。いろんな人に読んでいただきたいですby ちゃむさま- 13
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4.0
愛知時計
名古屋では語られる愛知時計の悲劇。漫画にしていただきありがとうございます。私の祖母は作中でもありましたが企業でで爆弾の検品係をしていたとのこと。愛知のシンボルの名古屋城が焼かれるシーンがありましたが
それを見てた人が映画のように綺麗だったそうです。戦争は惨めだと祖母はいいます。走って走って二つの区を超えて逃げたと祖母はいいましたが、ほんとにそんなに逃げたの!?と思ってましたが、この作品を読んでほんとに逃げて逃げて走って走って、逃げ場がなかった状態であったことを思い知らせる作品でしたby 匿名希望- 13
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5.0
読むべし!
途中まで他の所で電子書籍で持っていたので続きから購入。作者さんがご家族から話を聞いて・・・というので興味をもって読み始めたのですが、本当に、読むべき。
普通に家族と暮らして、友達もいて、学校に行って。そういう普通の女の子の生活が戦争によってどんな風に変わったのか。
お父さんの優しさが伝わる卵焼きの所や、妹を疎開から連れ帰る所は思わず泣いてしまった。
名古屋がこんなに大変だったなんて。広島、長崎以外にも地震の話も含めもっと伝わっていくといいなと感じた。by 匿名希望- 7
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5.0
是非一度読んでみて下さい
私の母は愛知県出身で、当時3歳だった彼女は、夜空襲にあう名古屋の町が『真っ赤に染まって綺麗だな』と思って見ていたと言っていました。
その赤く染まった下では凄惨な戦争が起こっていたことを、この漫画で改めて思い知りました。
身近な名古屋の言葉が切なくて、でも希望もあって、色々考えさせられるお話しです。
途中、乳母車の話が出てきますが、あれに似たものが祖母の家にあったのでビックリしました。by debucho- 2
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5.0
感想
空襲を受けた都市の中で最も被害が及んだ話と言えば私は東京大空襲が一番印象的でした。
当然、東京以外にも空襲があった話は関連の書物や番組等で多少は知っていましたが…
ここまで予想の範疇を大きく覆した大規模な空襲とは知りませんでした。
戦況に比較もありませんが、戦争とは無関係な一般市民をも巻き込む残虐行為そのもので、
可愛らしい絵柄とは裏腹に戦争という恐ろしく、
残酷で非道な出来事の一部分を知る事が出来る、
そんな素敵な作品です。
そして何よりも、戦争を経験された方々が年々と減ると同時に事実を知る手段が限られてしまう。
二度と繰り返さない為にも事実を風化させてはなりません。
だからこそ尚の事一読頂きたい作品です。by わたぼくコーヒー- 2
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