[小説]斎姫異聞

あらすじ

第5回ホワイトハート大賞受賞作! 藤原道長が権勢を誇る平安京。希代の陰陽師(おんみょうじ)として知られた安倍晴明は老いて衰え、夜の都は魔物どもに蹂躙されつつあった。そんな折、中流貴族・源義明の許に、突然、帝の妹宮が降嫁することに決まった。だが、美しい姫宮は義明に打ち解けようとはしない。人々を怯えさせる<貌を喰らう魔物>。夜ごと屋敷を抜け出す姫宮の不審な行動。姫宮を追った義明が、そこで見たものは!?

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  1. 宝珠双璧 斎姫異聞
    宝珠双璧 斎姫異聞
    宮乃崎桜子 / 浅見侑
    必要ポイント:500pt

    寛弘6年(1009)正月。第二皇子の母となった中宮彰子に、短剣を握った女房が襲いかかる。女房は、道長の政敵・伊周の遠縁の者で、怨霊のかけらに操られていたのだった。すぐさま宮に祓われた女房だが、その後も行動には不審な点が……? 一方、現世への復活を望む邪神・夜刀神は<神の子>宮を手に入れんと画策する。仏の加護を受けた義明の能力を拒絶して闘おうとする宮は、思わぬ窮地に……!?

  2. 天離熾火 斎姫異聞
    天離熾火 斎姫異聞
    宮乃崎桜子 / 浅見侑
    必要ポイント:530pt

    寛弘6年初夏。頭中将の“女通い”につきあわされた義明は、黄泉に行けず彷徨う霊に襲われる。一方、宮は「秀真(ホツマ)」の古文書を継承する翁の協力で、夜刀神が神代の昔“妬心”ゆえに高天原を追われた真相を知る。霊が彷徨うのも夜刀神の仕業なのか――!? 亜空で宮とはぐれた義明は夜刀神の企みを知り、宮に報せるべく異界の湖に飛び込むが、再び浮かび上がることはなかった……!!

  3. 斎庭穂垂 斎姫異聞
    斎庭穂垂 斎姫異聞
    宮乃崎桜子 / 浅見侑
    必要ポイント:500pt

    宮の躰(からだ)を手に入れ現世に復活しようと企む夜刀神(やつのかみ)だが、二条の屋敷の聖結界の内にいる宮に手出しできず、一時的な器として脩子内(しゅうしない)親王に目をつける。義明は世話をしているあやめの病が悪化、右京の屋敷に通いつめていた。心穏やかでいられない宮だったが、あやめの命を助けようと魂を取り出し肉体の浄化を試みる。その処置の最中に里内裏炎上の知らせが!?

  4. 貴人花葬 斎姫異聞
    貴人花葬 斎姫異聞
    宮乃崎桜子 / 浅見侑
    必要ポイント:520pt

    寛弘7年(1010)正月。宮が肉体の浄化を試みたが、甲斐なく亡くなったあやめが生き返り、里内裏の皇女(ひめみこ)付きの女房として働いていた。現世(うつしよ)に復活をと望む、邪神夜刀神(やつのかみ)があやめの屍を使って、脩子内親王(しゅうしないしんのう)を狙う企みなのか!? 伊周の最期の瞬間(とき)に邪神を封じようとする宮。だが、逆に躰に入り込まれてしまい、自らが封印の器となることを決意する……。

  5. 幻月影睡 斎姫異聞
    幻月影睡 斎姫異聞
    宮乃崎桜子 / 浅見侑
    必要ポイント:520pt

    寛弘8年(1011)春。今上帝は、譲位のことで悩み体調を崩す。帝にもしものことがあれば、結界に守られた内裏から出ることになる脩子内親王が、現世に復活を企む邪神夜刀神に狙われる。ところが、亡き安倍清明の弟子蜻蛉は、帝が亡くなるときこそ邪神封じの好機という。宮を封印の器にしたくない義明は!? 火華鬼の正体を知った宮の決断とは!? 第1部、衝撃のクライマックス!!

  6. うたかた 斎姫異聞外伝
    うたかた 斎姫異聞外伝
    宮乃崎桜子 / 浅見侑
    必要ポイント:520pt

    少年の時に見た美しい姫――、それが初恋。光少将こと藤原重家が、その姫と再会したのは、東宮の後宮だった。忘れられない初恋の愛しい女――綏子(すいし)は、今は東宮妃になっていた。お互い惹かれあうが、御簾越しに相手を感じるだけの許されぬ恋に苦しむ、綏子と重家。だが、やがて、綏子のお腹には……。重家の出家に隠された哀しい恋物語。愛してはいけない女ゆえ身を焦がす!! 大好評シリーズ「斎姫異聞」外伝。

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みんなのレビュー

  1. 評価:4.000 4.0

    二人の出逢い

    ネタバレ レビューを表示する

    宮様と義明のお話第1章15巻の1巻目。
    時代は藤原道長が権力者となっていく頃。帝の妹宮が中流貴族の長子、義明の元に降嫁される。
    降って湧いた婚姻話に戸惑いながら、宮様に惹かれていく義明。
    でも実は、「妹宮」である宮様は、帝をお守りするという使命を己に課している「神の子」。
    魑魅魍魎が跋扈する時代、稀代の陰陽師、安倍晴明が老いて力が弱まっている中で、人知れず魔物と闘う宮様に、義明の気持ちも動き始める。

    ライトノベルだけあって、ストーリー自体はさくっと読めます。
    平安時代が舞台なので、名詞(建物の部位や官職など)が分からないとイメージがあやふやになりがちですが、気になったら調べて、イメージを確固としながら、自分の物として読み進める楽しさがあります。

    by 匿名希望
    • 0

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