向ヒ兎堂日記
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あらすじ
時は明治、文明開化華やかなりし頃……時代に逆行して妖怪関係の書物を隠れて収集する不思議な貸本屋があった。その名も向ヒ兎堂。世の中は、妖怪関連すべてを取り締まる『違式怪異条例』が施行され、妖怪を消そうと巡査達が動き出す……。そんな中、妖怪が見えてさわれてしまう本屋の主人・兎崎伊織は、猫又の銀、化狸の千代ら仲間達とともに、妖怪の悩み相談所を開くことに……。実力派新鋭が贈る明治妖怪奇譚、第一巻。
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みんなのレビュー
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ストーリーが秀逸です
主人公の生い立ちの秘密が気になって、結局最後まで読んでしまいました。
色々なあやかし達との短い話の合間に、徐々に紐解かれていく本筋から目が離せませんでした。
怪異を取り締まるという一見荒唐無稽な設定も、文明の進歩に加速度的に忘れ去られた言い伝えや昔話を考えると、わかりやすいのかなと思います。
登場するあやかしも人も魅力的で、悪人のいない心がほっこりする作品です。
おじ様キャラが皆ともかく格好よくて、特に主人公を育てた鬼の識が、人里に行った主人公をこっそり見守る様が優しくて素敵です。by 秋那- 17
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5.0
素晴らしい!
大正の文明開化時代のお話。私はこの時代の頃が好きで、しかも妖怪が人間と共存しているストーリーも大好きです。
まだ途中までしか読み進めていませんが、絵も綺麗で、内容もしっかりしていて、自分がそこにいるような錯覚になって、凄く引き込まれていきます。文明開化が進む中、怪しを取り締まるとは、政府は何に怯えているのでしょうか?
主人公の生い立ち、これからがきになります!by sかえで- 9
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5.0
素敵なお話でした
無料連載あるし、なんて読み始めたのですが、とても良かったです。久々にすごく面白い物語に出会えたと思えました。
設定が難しい、絵が分かりにくいなんてコメントも見かけましたが、私は全くそんな風に感じませんでした。
物語は、妖や怪談等を禁じられて間もない世制から始まります。妖だったりフィクションを特に好まない私でも、ただ主人公と妖が交互に出てくるような単繰り返しする話ではなく、読み進んでいく内に、どうして主人公が妖のことももっと知りたいだとか、彼の取り巻く環境が少しずつ分かっていく物語の開きかたでとても上手なので、楽しんで読めましたよ。
話の流れと早さがとても自然で、最後の山場もしっかりとあり、またその後の着地点まできちんと描かれていて、とても良く出来たお話だな。と思いました。by 匿名希望- 5
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5.0
人と妖の物語。
夏目友人帳とも、結界師とも、鬼滅の刃(あれは鬼だけだけど)とも、もちろん ゲゲゲの鬼太郎とも違うアプローチで描かれていて、ストーリーは 全体的には柔らかな印象。
時代設定は明治大正あたりの近代。妖怪、物の怪の存在が、人々の暮らしから消えかかっている頃のお話。
ワケアリの主人公と妖たちの交流を描きつつ、時代の流れによって 亡きものとされそうになっている立場の人たちとの攻防、交流、対立、クライマックスに向けて静かに盛り上がっていきます。by marquis- 4
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5.0
ノスタルジック
この作品は文明開化の最中、陰陽師や妖という非現実的なものを排除しようとしている時代を描いてます。
主人公はそんな時代に妖と話ができ、相談を受け、自身の妖が見える体質の秘密を紐解いていく、、、
元陰陽師の集まりである違式怪異取締局との対峙や、主人公の出生の秘密がわかってからは面白くてとまらなくなり、最後まで一気に読みました!
時代背景も登場人物たちの出立ちもしっかり描いてあって、読んでいて引き込まれました!by 匿名希望- 4
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