【ネタバレあり】新装版 回転銀河のレビューと感想

登場人物みんなが
交代で主人公になります。

登場人物ごとに視点が変わって、
それまで脇役だったキャラが主人公へ、
主人公だったキャラが脇役へと配置転換。

１人１人の抱える気持ちが
ていねいに描かれていて、
つい読み入ってしまいました。

どのキャラの話もよかった。

まったく重さを感じさせず
コミカルさも随所に加わっているので
読みやすい。

結果的に片思いで終わる人も
後味がよく、すがすがしい終わり方。

みんなにやさしい光が降り注いでるような、
希望のある内容で
前向きな気持ちになれるのがよかったです。

面白かった。入り口が逃げ恥で作者つながりで読んだのですが、非常によかった。恋の話、上手ですね。他も読もうとおもいます。

海野なつみさんらしいオムニバスの人間関係の絡まり方で、全部読んでやっと全員の事がわかります。

色んな視点での物語が詰まっていて色んな感情で楽しめます。
手芸部部長の１日にも愛情詰まってます。
池上くん３年かけて物語に関わるし、前半は姉弟、後半は双子が主軸です。

人によって恋の進み方、気付き方、浮かれたり認めたくなくて苦しんだり様々です。
友達に独占欲が出たり、異性は嫌いだけど優しさ求めたり、矛盾や欲で悩む気持ちわかるなー！そういうのあるー！
で楽しめました。

美形双子で性格悪魔なのに名前がまさるとすぐるなのが憎めない。

逃げ恥のずーっと前の作品なのですが、高校生のいわゆる青春漫画とは違い、とても内容が深く、オムニバス形式で様々な愛情の形がみえます。近親的な恋愛でもこの話は嫌悪感なく観られるとても良い作品です。また美しいイケメンな天野兄弟が唯一、心を許す平凡な和倉ちゃんとの関係が天野兄弟のどちらの心にも気づきを与えてくれるところは必見です。

静かに深い。

海野さんの作品全般に言える事だと思うのですが、ストーリーが静かに深いです。

近親相関、片思い、コンプレックスからのストーカー…題材が切ないもの、重いものが多いのに、読後感に爽やかさが残るのは良い意味で淡々としたストーリー展開と海野さんの絵柄があるからだと思います。
逃げ恥の様に話題のドラマになって大ヒット！みたいな話ではありませんが、一つ一つの話が染み込んでくる感じがします。

貴大ファンの皆様へ

54話～56話の「クロニクル」は、現在NHKでドラマ化されている『デイジーラック』の番外編です。

主人公は、薫の弟である貴大くん。
(幼少期～現在までの貴大目線のストーリー)

あきれるほどミチルしか見てない貴大が、とても微笑ましいです。
本編での貴大の想いがここでしっかりと明かされ、キュンキュンしますよ。

ミチル＆貴大のストーリーが大好きだった方、ドラマで貴大を素敵に演じている磯村くんファンの方…etc. オススメです。