みんなのレビューと感想「阿部定事件～ふたりの女～」（ネタバレ非表示）（5ページ目）

阿部定って

　昔からよく聞く話ですが、生い立ちまでは知りませんでした。もともと、子供の頃から性に奔放なタイプだったんですね。

阿部定

阿部定の話は結構ありますが、その幼なじみから見た定の話は面白かったです。
美人で自由奔放な定の生き方への妬みと憧れの感情。
最後の幼なじみの感情と言葉が切なく響きました。

阿部定は、本当にきれいで裕福な家庭の育ちだったんですね。確かに美人は誘惑も多く真っ直ぐ生きていくのは難しいこともあるのかもしれないなと思います

有名な阿部定事件のお話ですが、知らないことがたくさんあり、普通に面白く（実在の事件なので、funnyみたいなおもしろいという意味ではないです）読めました。
実在する人物なのかは分かりませんが、同級生の女性が自由奔放な定を嫉ましく思う心理やその情景もよく描かれていて、短いお話なのにすごいなぁと思いました。

犯罪者の生い立ち

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友達の立場から見た犯罪者の話。有名な事件なので聞いたことはありましたが、漫画で見ると犯罪者にも同情するところがあったりして、興味を持って読み進めました。

絵が綺麗
人の心の裏表を描くのが上手ですね
過酷な場面を描かれることも多い作者さんですが、最後に希望の残る展開になることも多く、ついつい読んでしまいます

阿部定事件？

有名な阿部定事件を題材にした作品。本当の事件の事はよく知りません。なのでこのような話なのかな、と読み進んでしまいます。

この先生の描く幸薄い女の人が大好きで、今回も読んでみました。
阿部サダの話はなんとなく知っていたのですが、友人の視点から描いているのがすごく新鮮でよかった！
やはり素晴らしいです。

ストーリーな女たち

阿部定事件、読んで見てこんな話しだったのかと改めて知りました。少し前の時代に子供を売りかいしたり、今の時代の虐待などもこの時代にも有ったのですね。

ものすごい時代に生きた女の話

今の社会からは想像ができない理不尽なのか、舞台と時代の差こそあれ、本質は変わらないのか。命を落とすということについてだけは、今よりももっと簡単だった時代と言えるでしょう。こんな時代を生きた女たちを知るということと、そんな女たちの懸命さに勇気をもらえるという点で、読んでよかったと思います。