みんなのレビューと感想「阿部定事件～ふたりの女～」（ネタバレ非表示）（10ページ目）

ストーリーな女たち

阿部定事件、読んで見てこんな話しだったのかと改めて知りました。少し前の時代に子供を売りかいしたり、今の時代の虐待などもこの時代にも有ったのですね。

そうだったの？

最後の事件は知ってましたが
その女性の生い立ちや生活環境などは知らないでした。
思うがあまりにモノを持ち歩く気持ちはやはりわからない。

お定とお栄、どちらが幸せだったか？といえば、自由奔放に生きてどうしても離したくない男ができたお定で間違いないと思う。この話の二人の人生ならどちらがマシかって意味で考えさせられた。 でも実際の阿部定って死のうと思ったって供述してるけど、いくらでも後追いできたのに、逃走後に名古屋の先生と一夜を共にし、出所後名前を変えて、定とバレるまで別の男と事実婚状態の同棲をしてたんですよね？ ぇ？吉蔵はその程度？殺してまで自分のモノにしたかった吉蔵なのにまだ男？と伝記？を読んだ時に思った感想です。どの方向から見てもすごい人です。こんな生き方はしたくない。

どちらの生き方が良いかは分からないけど、どちらもそれなりの苦労があって当たり前かなと。どっちもどっちだし、そもそも母親の教育が悪いのでは？と思ってしまいました。

ものすごい時代に生きた女の話

今の社会からは想像ができない理不尽なのか、舞台と時代の差こそあれ、本質は変わらないのか。命を落とすということについてだけは、今よりももっと簡単だった時代と言えるでしょう。こんな時代を生きた女たちを知るということと、そんな女たちの懸命さに勇気をもらえるという点で、読んでよかったと思います。

阿部定事件は名前こそ聞いたことはありましたが、詳しくは知らなくて、読んでみました。
お栄ちゃんがいてのストーリー展開だったので、ネットなどで見るよりすんなり読めました。しかし、怖い事件ですね。

有名な事件

有名な事件ですが阿部定がこんな生い立ちだったとは知りませんでした。
それでもそこまで愛する人に出会えた阿部定は幸せだったのかな、と思ってしまいます。

こわい

美しすぎたら、お金持ちすぎたりすると、運命がおかしくなることはありそうだな、自分でも、選んだらおかしくなる方を選んでしまうんだと思う。

少し物足りない

好きな作家だし好きなタイプの絵です
ただ短編になっているのでいまいち阿部定事件の全容がわからないのが少し物足りないです
定ちゃんの 人間像もよく分からないかな

まだ最初しか読んでませんが有名な事件の事なので興味本位で読み始めました。
絵は見やすいのでこの先も楽しみです。