みんなのレビューと感想「働き蜂は誰に蜜を捧げるか」(ネタバレ非表示)(2ページ目)
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ファンタジー。設定をいかしきってます!
作者さん買いです!
粗筋は、きちんと内容説明になっているのに、それだけではこの作品の魅力が十分につたわらないのでは?と心配になって、レビュー書いてます。
(私も、さがのさんじゃなきゃ、購入しなかったかも・・・)
攻めの男性には、超生命体?がとりついていて、彼が誰かとエッチするたびに、受けの子から快楽をエネルギーとして抜き取っていきます。
(超生命体のために、エネルギーをせっせと集める役目があることから、『働き蜂』という揶揄が登場します)
快楽エネルギーを抜き取るときに、副作用として、受けの子からは、攻めの男性と出会ってエッチするまでの記憶もごっそり抜き取られてしまいます。
こんなとんでもなファンタジー設定ですが、この設定なればこその切なさ、もどかしさが、そこかしこに溢れてて、
作者さんの手腕に改めて感服しました。
相手の幸せを願えばこそ、と、主人公はいくつも決断をしていきます。
彼の優しさや、相手への思いが、一つ一つの言動や迷いに表れていて、キュンキュンしっぱなしでした。
働き蜂となった攻めの男性は、二人登場します。一見まったくタイプは違いますが、これまで辛い体験をしてきたことがよくわかりました。
そんなにページ数や台詞を割かないのに、きちんとキャラを立てて描けるのも、この作家さんのすごいところです。
自分の特殊な能力で、相手を不幸な目に巻き込まないように、自分の感情を抑えて、誰かと生きることをあきらめていた攻めの男性が、主人公と出会ってその優しさに触れるうちに、少しずつ雄の顔を見せるところもたまりません!
ストーリーはもちろんのこと、
いろんな制約があるからこそ、エッチも心捕まれます。
いやあ、面白かった!by ひまわり3333- 12
5.0