桜人
- タップ
- スクロール
あらすじ
死に際の呆けた母が躄りながら抱きかかえて固執した物。でも本当の母の望みは…。「へび母さん」他、死生観をゆさぶる感動の全6話を収録。死を間近に迎えた人の最期の願い。それは職人・しきみ(作中表記では木へんに旧字の仏)慶太郎が作り出す副葬品となって棺に。そして、臨終は慶(よろこば)しき門出となる。
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みんなのレビュー
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人生の意味をこんなに深く・・初めてです
3つ目のストーリー、9話(凧のお話)まで読んで、とうとう泣いてしまったので、初めてのレビューを書いてます。素晴らしい漫画いくつも読んだけど。これほどシンプルに、生の意味を暖かな、でも本質から捉えた漫画、読んだことありません。愛が深いほど、「し足りなかった」「もっとああできていたなら」って、自分を責めたり、今ではもう叶わないことを望み続けたり。この物語が素晴らしいのは、短い中で、主人公たちが自分で自分の心を澄ませていく時間を、寄り添いびとになる主人公(でもあくまで主人公は死んでいく人と死にゆく人が愛する人なのが素晴らしいです)が見守ること・・その時間が、死にゆく人に生きた時間の価値を見つけさせてくれる。漫画の中でも、多くの人が、肉体が病んだり死んだりの現象ばかりみてしまうけど、本当はこんな深い魂の満足が大切なんだなって教えてくれる、貴いような、宝石みたいな作品と思いました。
by プニータ- 0
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4.0
生きるって
物悲しいですね。
歳を取るとさらに。
若いうちは目の前のことで必死で、生きるって思わず日々を過ごしてるけど、病気になったり、歳を取ると生きるを意識して毎日生きていかないといけない。
死を意識して生きていく。
でも、素敵な死後があれば死ぬことも、死を恐れて生きることもなくなるかも。
桜人が居ると、素敵な生前、死後になるのではないかと、華奢な線で描かれる絵と共にそう思います。by 匿名希望- 0
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5.0
このような死後の世界があるなら、どんなにか幸せなことだろうと思いながら読みました。
老いは悲しいもののように思うけれど、生きられたからこそ迎えられるもので。
そこにたどり着くまでに一番輝いた時があるのだと思うと、涙が抑えられません。
ノスタルジックで温かな雰囲気と、人生を赦す優しさに満ちています。
素晴らしい作品だと思います。by かわらやね- 1
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3.0
人がなくなること
人がなくなるということを温かくポジティブに表現している作品はあまりないんじゃないかと思います。なくなることで、どこでも自由に好きなことができる、先になくなった家族にも会える。好きな人を探しにも行ける。
優しい言葉ですが、現実の幸せは本当になかったのか?それは人の生きる道としては、どうなの?
私は今生きているこの世界で、困難を乗り越えて生きていきたいと思う。by 匿名希望- 0
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4.0
かんかん橋の作者さんが書いているということで読ませていただきました。
ほぼ一話完結ですし、全ストーリーもちょうどいいくらい。
主人公も儚げな青年。趣も違います。その人の人生の最後を見届け、その方がどんな気持ちで天国に行ったか残された家族はどんな思いで亡くなられた方を見ているのか?奥深いです。by 匿名希望- 2
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5.0