【ネタバレあり】花に染むのレビューと感想(2ページ目)
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思い出しました
くらもちさんの作品を読んだのって何年ぶりだろう… ?
やられましたーーー!
私は俯瞰で見ることが出来ず、気付けば
ずっと花乃の目線で読んでいたんです。
だから、陽大は雛が好きなのだとずっと思ってました。
もちろん!陽大のもろもろの行動に、もしかして花乃なの⁉︎とも思うのですが、
これは自分の願望なのだと言い聞かせ、
ラストは2人が結ばれて欲しいけれど、花乃の片思いで終わったらどーしよー!!!と気になり過ぎて、間すっ飛ばしてラスト見ちゃおうかと何度思ったことか←抑えました!
ラストシーンを見たとき、
やられたーーーーーと思いました。
くらもち作品て、こうだよねと
思い出しました。
もし、私が花乃の目線ばかりではなく、陽大の目線で見ることが出来ていたら、
くらもち作品的には、陽大の目線の先には花乃がいると素直に読み取れたと思います。
くやしーーーー(笑)
しかしながら、くらもち先生本当に毎回素晴らしいですね。
今回のラストも秀逸でした。
何回も読み直しました。
陽大の花乃に対する思い、自分も好きなのにその思いに気付けなくている花乃。
なんだか、東京のカサノバを思い出しました。
東京のカサノバで、ちーちゃんとター子がお互いの気持ちを確認したときくらい、
今回の陽大と花乃には泣けました。
本当は、この作品でも、東京のカサノバくらい明確にお互いの思いが描かれていると良かったなぁとも思ったのですが、
やはり、この作風には、陽大には、花乃には、今回の描かれ方でいいのだと思いました。
この作品、10年も連載されていたんですね。
私はこのサイトで一気読みでしたが、
リアルタイムで見てきた人たちにとって、ラストは感無量だったことでしょうね。
今度は目線を変えて、また始めから読んでみたいと思います。by 匿名希望- 17
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5.0
一気読み〜(ノ゚∀゚)ノ
心臓が熱く苦しくなる!!!
読み手によって解釈は違うと思いますが、
全ての執着を捨てると決めてもなお捨てられなかった陽大の“花乃”への執着。
そして花乃の笑顔を見たいという理由で全て行動していた陽大の気持ちを考えると、この作品の主人公は陽大だったのではないかと感じちゃいました。
二人がどういう“カタチ”になるかは分からないけど、きっと一生一番大切でそばにいる存在なのは揺るがないのかなぁなんて考えちゃいました。
そして最後の射を放つ陽大の姿を見て“陽大はきっと救われたんだ”と涙が出ました。
そして、この花に染む最終巻には『駅から5分』が収録されています!
駅から5分1話で出てくる沢田くんが主人公。沢田くんの話好きだったから嬉しい☆
ここでは陽大の他では見せなかった“加害者”への怒りが描かれるシーンがあります。
5巻?で陽大がしてた手首のサポーターの理由もここにありました。
つくづく、作者の偉大さに圧倒されっぱなし。
こんな緻密なストーリーと深い愛を描いた作品を、今後の人生で読むことができるのかな…とちょっと不安になっちゃったり…
個人的に生涯大切な作品であり続けることは間違いないです!
本当に、本当にオススメです。読んでみてください!!!by 匿名希望- 6
5.0