4.0
かわいい
表紙の絵を見て「あーガテン系ね、はいはい」って思っていましたが、一途で努力家でかわいい系男子でした。うん、かわいい。
チャラそうな見た目で、タレ目に涙ボクロは反則ですね。
そう、見た目がタイプ!
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表紙の絵を見て「あーガテン系ね、はいはい」って思っていましたが、一途で努力家でかわいい系男子でした。うん、かわいい。
チャラそうな見た目で、タレ目に涙ボクロは反則ですね。
そう、見た目がタイプ!
正直なところ、漫画の展開や結末については賛否あると思います。
冬樹が主人公にそれほどまでに執着する理由が、母からの愛情が欠如していたということ以外は弱い気がしますし(主人公そのものへの魅力を描き切っていないような…)、結末も腑に落ちないという読者は恐らくいるでしょう。
ですが、描かれているテーマは秀逸な気がします。
誰しもが愛をもって結婚するはずですし、誰しもが愛を拠り所に生活するはずです。しかし、その「愛」がいつの間にか「この人はかわいそうな人だから一緒にいてあげたい」という同情にすり替わっていたり、「この人は私がいないとダメなんだ」という義務感に形を変えていたり、気づいた時には「愛」が「愛」でなくなっていたりする。そういうことはきっと、大なり小なり身近に潜んでいることなのではないでしょうか。
また、その関係性を「愛が深い」と呼ぶ人もいれば、「それはもはや愛ではない」と批判を浴びせる人もいるでしょう。おそらく、作中の主人公友人や母親は前者、優月は後者なのでしょう。
つまりは、人によって「愛」の見え方はそれぞれだということ。私はそのように受け取りました。
おそらく主人公の由利子は、そのラベリングが出来ずにもがいていたのではないでしょうか。その末に、「愛」や「同情」、「義務感」という名前から脱却する。それも、自分の意思で。
しかしながら、秋良やアヤメのような存在があってこそその決断に至ったわけで、結局のところは、人は完全に個人で意思や行動を決定することはできない。そういった人間という脆い存在を再認識させられたような気もします。
描かれ方や結末はともあれ、各人が直面し得る「愛の形」や「人間の脆さ」に関する問題が、うまくテーマに織り込まれている作品であったように感じました。
あ、色々と語りましたが、単純に、冬樹と秋良の見た目が普通にタイプでした、なによりアヤメさんがまじでイケてます、かっけぇです。笑
君を前にしたら俺はもうっ… 肉食派男子の純情な欲情