4.0
主人公も大人になれ!
田舎というか、親戚の中の息苦しさ、女の立ち位置。わかるけど。
これは帰れるところのある側の人間の甘えの作品と思う。
私は帰りたくなかった。だから主人公の気持ちもわかる。
が帰れなくなった側に身を置いてわかる、おじやおばのことば。
主人公のようになりたかった人なら、共感できる作品。
私のようにどちら側もわかる経験した年齢になって短編の中につまってるものを味わう人もいるだろう。
主人公は帰らないと公言しているが、帰ることもできる終わり方をしてる。
主人公を通して帰郷を狭い空間にみせているが、
題名「帰郷」のように主人公さえ包括できる大きい場であることを忘れずにいたい。
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帰郷