5.0
切ない!最高でした⭐
一言、本当に面白かったです!
人の心の波が、切々と打ち寄せる様な作品でした!
文句ナシの☆5!オススメです!
ここからネタバレです。
主人公、吉本はハイスペックで、キツイ性格。三笠はおっとり、懐が深く男らしい。もう一人の門脇は大人しい性格ですが、ハッキリと物を言うタイプ。常識人です。
3人は高校からの友人ですが、三笠はゲイ。ある事からそれが周囲にバレてしまい、開き直った三笠は、それはもう迷い無く好意を抱いた相手にアプローチします。
びっくりしながらも、三笠を温かく見守る門脇。
そして、実は吉本も三笠と同様にゲイでした。勿論周囲には隠しています。
吉本はひっそりと好意を持つ相手がいても、叶うはずが無いと思っていて、オープンゲイの三笠を苦々しく思っています。
三笠が振られる度に、吉本はキツイ言葉でバカにします。門脇がそれをたしなめる、そんな日々の高校生活でした。
時は流れ、吉本と門脇は大学生になり、三笠は就職し社会人に。
成人し3人で集まった時に、なんと三笠から「結婚する」と言う衝撃の告白が!
それを聞いて、吉本はありえない程動揺します。
そこからの吉本の行動が面白い。
結婚を止めさせようと、イケメンの友達(もちろん男)を紹介しようと必死になったり。
この時、吉本は同じゲイだったのに普通に女性と結婚しようとするなんて、裏切りの様に感じたのかもしれません。表向きは。
吉本本人も気付いてなかった、三笠への気持ち。
普段は三笠を馬鹿にして、上から目線の吉本。結局、三笠を誘惑すると言う強引な手段に出ます。
しかし、吉本が「昨晩の事を覚えてない」と言うと、三笠は混乱の為か何も無かった事にしてしまいます。
ハッキリ言って、吉本のした事は最低です。ただ、この時の吉本の心の痛みは、読んでいる私も辛いものでした。
普通に読んでれば、報われなくても当たり前やん、と思う所なのですが、吉本の普段からは考えられない滑稽な行動を見ていると、とても笑えなくて、切ない💧
でも安心して下さい!ハッピーエンドです!
門脇のフォローもナイス!
後日談のラブラブも良かったです。
初めての作家さんでしたが、とても楽しく読ませて頂きました😊
- 2
片思い