5.0
もっと伸びてもおかしくない作品
作者視点だと主人公は4人らしい
三雲修・空閑遊真・雨取千佳・迅悠一
基本的には修が中心のストーリー進行
レビューでよく見る"ランク戦のマンネリ"は見方によると思う
身内同士での点取りで戦うのを大雑把にまとめればマンネリに見えるだろうが、ワールドトリガーの多すぎるキャラクターと細かい設定を理解するためにはちょうど良いと思う
各キャラクターに合った数々のトリガー構成
チーム毎に確立された戦略
ただ同じ展開を繰り返す訳ではなくランク戦の真っ只中に起こる心境の変化などもあり、それに伴って主人公チームだけじゃなく他のチームも戦い方が変わったりもする
見所は興味の持ち方で変わると思う
B級中位以上はモブがかなり少なくまだまだ描ききれていないキャラクターも多いし、B級だけでも数十のキャラクターが居るんだから読者に対して寄り添った書き方にも見える
個人的には全くマンネリに感じなかった
何処まで読んでのレビューかは知らないが人が死なないからハッピーとか書かれているが、人の死に関して全く描写が無いわけではない
エネドラはキャラクター自体は出続けてはいるが体はアフトの兵に殺されたし
少しずれるがブラックトリガーは人の命が引き換えに作られている
全くと言って良いほど暗い部分が無い訳ではない
死に関してかなりブラックな部分で言うならば
ボーダーはエネドラの死後、角(トリガーホーン)に蓄積された思考をロボットに入れて情報聞き出してるし冷静に見ればかなりヤバいことやってる
全然ハッピーじゃない
この先外の世界(ネイバーフッド)へ進出するだろうし、死の描写は増えると思う
ただ、その分希望を持たせることで相殺されている
今のところは
刀一振で地面が数百メートル割れたりしないし
腕が伸びるなど飛び抜けて派手な特殊能力もないし
金髪になつてオーラを放ち急激な成長を遂げる事もない
特に修は…
今までジャンプで人気が出たマンガほどの派手な描写は正直少ない
だが、個性豊かなキャラクターと様々な戦略が複雑に組合わさり奥深い作品になっている
読み込んで読み込んで細かい設定をある程度把握しキャラクターに感情移入出来てこそ最大限に楽しめると個人的には思う
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ワールドトリガー