4.0
師弟関係少しずつ
絵がきれい。魔導師レオンが「器が小さく自分のことばかり」と自称する通り、余裕がなくて一杯一杯で、魔導師sageな周囲の強い風当たりの中でビビりながらも、ゼクスと何とか接していこう(国から押しつけられた弟子だけれど、見捨てたらイコールゼクス死だから、それは小心だからできない、と自分では言っている)とする様子がていねい。ゼクスは優れた魔導の才能はあるけれど、虐げられた国の民で、戦争で家族をなくした辛い過去のせいもあり心を閉ざし、でも狂犬のような激しい敵意を全方位に見せることもあり、レオンのストレスをマッハにしている。冷たく閉ざしたゼクスの表情からその心はまだ測れないけれど、何やかんやでレオンのそばから逃げ出すことはせず。7話でレオンからパンを手ずから受け取り、朝日を浴びながら一緒に食べるシーンは良かった。少しずつ2人が師弟関係を進めていく様子を、引き続き見ていきたい。
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魔導の系譜