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素敵な抒情詩
美しいものはいつまでも色褪せることはありませんね
少女時代に胸をときめかせながら読み耽ったギムナジウムの生徒たちは今読み返しても輝いていました
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美しいものはいつまでも色褪せることはありませんね
少女時代に胸をときめかせながら読み耽ったギムナジウムの生徒たちは今読み返しても輝いていました
まだインターネットも何もなかった時代に「アメリカの大学内にある社交界をソロリティと呼ぶ」ということを教えてくれた作品です
知らないウチに旦那さんに雑に扱われ蔑ろにされていた筈の花蓮さん
持ち前の芯の強さやひとつ筋の通った考え方のお陰で亡くなったお義母さんをはじめたくさんの人々の支持を得てどんどん強くなっていきます
こういう生き方憧れますね
第一話の事なんて殆ど覚えていないものですが、気力と体力を使い果たして全話を読破し、グッタリしなからあらためて第一話へ戻った時、そこにヤーコブの姿を認め「既に一話で勝負はついていたのだ」ということを思い知らされ、打ちのめされるのでした。
最初はありがちな「依存系自称サバサバ女」な作品かと思い軽い気持ちで読み進めていましたが異動させられてから空回りしつつがむしゃらに斜めな方向で頑張っている姿が次第に憎めない感じになってきました
今では愛すべき存在ですし続話が待ち遠しいです
整くんの観察眼の凄さ、教養の深さに脱帽です。好奇心が旺盛で、日頃からよく勉強している学生さんなんだろうな。教師になりたいのによく事件に巻き込まれているな、とかツッコミどころ満載で楽しく読んでいます。
ガロくんとの再会にも期待です。
長崎さゆりさんの作品を幾つか読みました。
どれもこれも一筋縄では行かない、予想以上の展開にハッとさせられます。
この作品もそう、よくまとまった短編です。
私は妻でもなければ母でもなく、ましてやモデルでもない。真琴の生きる世界とは全く無縁の女性ですが、なぜ真琴の生き方にここまで共感して揺さぶられ、涙を流しながら最後まで読み耽ったのか…真琴のまっすぐで一生懸命な気持ちに引っ張られました。
敵役の紗良や先輩モデルの茜子にも心が動かされます。何度も読み返しては微笑んだり泣いてしまう作品です。
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トーマの心臓