5.0
名作中の名作
夢で過去をみる設定や、神を見える化する為のキチェスという存在を置いた辺り、不自然さがほぼ消えるというマジックが作用しています。
人間の心理状態の変化や、特にシオン(輪)の、『最後の1人』を9年もの間、味わうという、実際の生活では有り得ないであろう恐怖を想像させる緊迫の描写や、モクレン(ありす)の、天使、女神に近い描写の差が素晴らしい作品。
過去にトラウマを持ちながら、未来を恐怖でなく希望を持つことを難しいけど人間は出来るのだと教えてくれる作品。
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ぼくの地球を守って