3.0
40代女性のなろう漫画と考えれば
姉の結婚はすごく面白かったけど、『なかじまなかじま』の、拗らせた主人公の悪い部分を継承してしまった感のある作品。
特に、小松の自己肯定感の低さや、彼氏に溺愛される理由が弱過ぎて、むしろ友人の小松への苛つきに共感できた。というか彼氏の性欲に期待し過ぎててキモい……
自分の力と意志を以て、幸せを掴むのではなく、無条件に全てを受け入れてくれる人が勝手に現れて、自分はそれに乗っかればいい。
ある種のなろう系と考えれば納得できた。
4人の女性の中で、小松が一番テーマとしても掘り下げも雑なのが残念なところ。
群像劇としても前作の方が完成されてたかな。
スターシステムならわかるけど、ある意味でキャラクターがテンプレ化されてて、往年のファンほどモヤっとするかもしれない。
-
2
初恋の世界