3.0
現実味が無いけど泣けてきた
うちは子供が居ない。
晩婚だったから、数年の限られた期限しかなかった。
不妊治療して、いっぱい高齢出産の本もむさぼり読んだ。
…でも、無理だった。
いっぱい泣いたし、今も涙がこぼれてきている。ダンナ、もう寝ててよかった。
泣いてるの見られたら…ツラい。
他人よりかなり早い更年期が来て、ずっときっちり来ていた生理が乱れて半年間出血が止まらずにひどい貧血で倒れて入院もした。
それももう無くなってからだいぶ経ち、不整出血すらない。
生理周期を気にして温泉旅行を計画する考えもないくらい、忘れてしまった。
いっぱい子授け願掛けして廻ったけど…奇跡は起こらなかった。
1つだけ、子授けを最後に願ったお地蔵様からの贈り物と思えることはある。
たまに遊びに来ていた近所のにゃんこが、家の中で産気付いて3匹の仔猫を産み落とした。
これもご縁で全員ウチの子になった。
人間の子供は授からなかったけど、夫婦で可愛がっている。
この子達が居なかったら、もっとギスギスしていたかもしれない。
ウチはこんな感じでとっくに諦めたけど、この奥さんみたいにずっと諦めなかったら奇跡は起こり得たのかな?
高齢出産過ぎるけど、続きを読んでみたい。現実は甘くない。
アラフォーだって産み育てるには先々不安で相当な覚悟が必要なのに。
それでも授かったら、私も産むと決めていた。
大変だから止めようとか、打算とかない。
五体満足で産まれてきただけでじゅうぶんだと、そう言った我が母の言葉をしみじみと思い出した。
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セブンティウイザン