2.0
自意識過剰な主人公
主人公があまり好きになれなかった…
序盤ですれ違った人から「山ガール」と呼ばれ、「単独登山女子です」と言い返す場面がありますが、流行りに乗っただけの軽薄な女じゃないよということでしょうか。若い女の子として括られるのを嫌がる割に、27歳で女子を名乗るのもどうなのかな。ともかく名前はそんなに気にしなくてもいいのでは。
その後他の登山客に「女の子一人でカッコいい…」と言わせるシーンも、それを疎ましく思う主人公の図、も要らない気がしました。山が好きならそれでいいじゃないですか。それ以外の部分の描写が多いのは、主人公がどう見られたいかということを気にしすぎているからでは?
あとクサウマという表現が何度か登場しますが、中々酷いです。セロリ好きとして抗議します笑
全体的には読みやすくていい作品だと思いますが、私のように主人公に違和感を覚える人もいるかもしれません。
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7
山と食欲と私