5.0
私は泣けました
賛否両論あるみたいだけど、私はラストの場面で涙が止まらなくなりました。
やっぱり人によるとは思うけど、思春期にいつも気持ちが安定してなくて、皆と同じじゃなきゃとか、嫌われないようにしなくちゃって思いながら生きてきたので、主人公の気持ちが痛いほどわかりました。完璧にしなくちゃはなかったけど、不健全な家庭で育ったから常に精神が安定してなかったのだと思います。
主人公と同じように祖母と一時的に同居していて同じような反抗期を迎えてましたし(でも主人公みたいに我慢することなく傷つけていましたが。)、祖母が思ってくれていることにありがたみも感じていませんでした。大人になってから周りの事や人の気持ちについて考えられるようになった気がします。
なので、ラストシーンは胸が痛くなりました。
私の中で忘れられない一冊になりました。
- 3
良い祖母と孫の話