5.0
重厚な人の生と温かく深い愛がすごいです!
圧倒的なストーリーです。
ひどく不遇な養育環境で育ち、辛い経験から身を守るために感情や感覚を、鈍麻させてきたケイ(攻)。彼の兄やそれを、取り巻く人たちは、反社会的だったり、一見理解に苦しむ行動ですが、誰もが幼少期から傷付けられた人たちで、その背景に、現状に痛々しさと苦しさを感じることも。。
でも、ケイを好きになり、愛してどこまでも守ろうとする宥(受)。宥自身も、同性愛者であることに後ろめたさを感じていましたが、ケイを愛する中で強くなります。ケイと宥が本当に気持ちを通わせたところからの、兄絡みでケイが宗教団体に取り込まれ、出られない状況となったときにはどうなるかと思いましたが、宥が、助けだし、二人の幸せな生活が、みられて、また感情を取り戻していくケイに、何度涙したことか(涙)。。
二人の愛の行為にも深い愛情が感じられて胸が熱くなります!!
ケイの幼少期からのトラウマなど、ケイの精神状態をゲームやそのキャラクターで描ききっている作者さんのストーリーと表現力が見事でした!!!
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