5.0
引き込まれました。
1話の出だしの一コマで亜姫と薄星は結ばれないんだとなんとなく分かりましたが、無料話から最後まで読み切らずにはいれませんでした。
予想通りハッピーエンドではありませんでしたが、数十年の愛より、永遠の愛を選んだ2人は間違いではなかったのではないかと思います。
悲しい別れではありましたが、最後に心と身体が通い合って良かったです。
このシーンがなかったらそれこそ悲し過ぎました。
2人以外の登場人物もそれぞれ印象的で、亜姫を虐げてきた王たちや、裏切りや腹黒さ満載の家臣たち、この物語の最大の悪である亜姫の敵である土妃でさえも、最後はカッコ良く描かれているように思いました。そこもまたこのお話の素晴らしさだと思います。
とは言え、薄星が亡くなり、亜姫は孤独な女王で歳を取る、、、と言う結末は、例え夢の中で薄星が亜姫を迎えに来るという最後であっても切ないです。
戦いが終わった後、実は薄星は生きていて、女王になる前の亜姫を迎えに行き、2人で西の国に逃亡(旅立つ)し、幸せな暮らしをする、、、なんていう続話?も期待してしまいます(笑)
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3
女王の花