5.0
読んでよかったです。
ネットの広告からこの漫画を知りました。
漫画の存在を知れて、読むことができて本当によかったというのが素直な感想です。
母親が頑張っている姿、その頑張りに応えるかのように笑顔を見せる子どもの強さに心打たれました。
子どもどうし、しかも双子には双子にしかわからないような、なにかお互いにだけ通じるものがあるのでしょう。言葉を発することのできない姉が何を言いたいのか、何を伝えたいのか、それが本当かどうかはわからないけれど、元気に動き回ることのできる妹が姉の分も伝えるのだと拙い言葉と行動で母親に示す場面など、とても感動できます。
わたしは実際に障がいを持った子どもを育てたことなどなく、このような育児の辛さなどは想像することしかできない身分です。
きっと漫画になっている多くが、頑張っている姿や、綺麗な部分や場面であり、もっと辛かったり人からひどいと言われるような、想像もつかない出来事もたくさんあったのだと思います。
きっとすべてが漫画になっているわけではないと思うということです。
それでも、2人が生まれてきてくれてよかったと、日々ひたむきに頑張る母親の姿、子どもたちの素直さと力強さ、それらはすべてノンフィクションのものであり、漫画を通してたくさんの感動を得られ、障がいというものを改めて考える機会になり、子どもの存在の大きさを実感すると思います。
違和感を覚えるところもなく、最後まですっきり読み終えることができました。
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