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八雲師匠の色気が止まらない…
八雲師匠、若年篇も現代篇も色気が凄い。ヨタの様に落語が好きで好きで堪らない!という感じで長年続けている訳でなく、落語の呪いを背負い苦しみながら師匠と呼ばれるところまで登り詰める…狂気じみていてぞくぞくします…
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八雲師匠、若年篇も現代篇も色気が凄い。ヨタの様に落語が好きで好きで堪らない!という感じで長年続けている訳でなく、落語の呪いを背負い苦しみながら師匠と呼ばれるところまで登り詰める…狂気じみていてぞくぞくします…
ヒロインが天然だけどイラッとしません。本当に心根が綺麗な子で…泣ける話はいくつもありますが、ヒロインがなぜ誰にでも敬語で話すのか…のくだりはボロ泣きしました。途中作者さんが手を患ったせいもあるのか、長期連載だからか、作画が最初と、最後で相当違います(笑)
ちいちゃんことあきらがもう、思いっきりくらもちさんの描く男性って感じ。不安にさせまくっておきながらヒロインの事大好きなんですよ〜ズルい男だわ〜「怖い事教えてあげようか?」だったっけ?クラクラ来ますね(笑)
柴田亜美さんの漫画らしく、主人公の親子がパプワ君(自由奔放キャラ)とシンタロー(ツッコミ兼サンドバッグキャラ)みたいな立ち位置で終始和やか。だから余計にシリアスシーンが活きてます!発売禁止になった曰く付きのゲームの話は描き方が上手いなぁと思いました。
「天才現るって思われてしまう…」等の自惚れの言い回しが的確かつ秀逸で面白い!でも絵を描く人や歌を歌う人、何かしら芸術を目立つ人がプロのレベルを知って頭打つ前って、少なからずそういう夢見るところありますよね(笑)共感が強くて親しみが沸きました!
のだめ以外の登場人物も音楽愛が溢れる余り変態じみていたり性格に問題があったり…でもそこがこの作品の面白いところ。キャラクターの魅力が溢れています。個人的には幼少期から天才と言われていたルイの母親との確執と親子愛の部分が好きです。
タイトルだけみると、オタクが故にムードが作れなかったり互いを思いやれなかったりみたいな歯痒い話はなのかと思いきや、程好いバランスで付き合う二人に終始ほっこりします。社会人だしね、程好い距離感を分かっている大人のオタクです。
スポーツ漫画ならではのスピード感のある場面、その中で時が止まったような精神世界の“静”の表現…作者独特の作画。正に唯一無二って感じです。夏のジリジリした蒸し暑さや海風の冷たさも画面から伝わってくる。表現の天才。
「こどちゃ」の世界での映画、という設定ですが、一昔前の邦画ミステリーのジメジメした感じというか、空気感がよく出てるなぁと思いました。「こどちゃ」を読んでいたので「あの撮影シーンはこの部分かー!」と二度美味しかったです。
大学のサークル棟の匂い(臭い?)まで感じそうな程雰囲気が細かく描かれています。斑目さんが物語が進むにつれどんどんかわいくなっていく。(作画の変化のせいもあるが)オタクの素晴らしきかな人生と痛々しさが見事に描かれています。
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