4.0
現代的な歴史ファンタジー
鉛中毒や乳児のボツリヌス菌中毒など、現代に生きる私たちには「ふふん♪今回はそういうことね」とすぐに分かるような事も、当然登場人物たちにはピンと来ず猫猫の名推理!と進んでいく。読み手は自分の考えの答え合わせをするように楽しめる。
設定が昔の宮中だからこそ、すんなり受け入れられる。(現代に置き換えればたちどころに子供向け推理小説の始まりだろう)
漢字に現代語のルビが付くところは、歴史モノ好きなら好き嫌いが分かれるかもしれない。
兎にも角にも絵が可愛いので、サクサク読み進めてしまう。コマ毎に読むとよく分からないな?と思うところも多いので、単行本にも手を出してしまいそうな一冊だ。
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薬屋のひとりごと