4.0
「生まれ直し」はあるのか
主人公のサヤが、本当にどうしようもない!!(笑)
努力して結果を出しても「そんなものはどうでもいいから目立つな」と母親に言われたサヤには同情します。
だからといって、他人を見下したり陥れたり、踏み台にしていい理由にはなりません。
前作の主人公アスカにやった事がそのまんま自分に返って来ましたね。
misakiの正体は派遣の中山さん。
彼女が言う「生まれ直さなきゃ無理よ」というセリフは家柄の事ではなく、「自分は決して特別な存在ではない」という謙虚さを持てという事ではないでしょうか。
中山さんは生粋のお嬢様ですが、セレブな生活は親に与えられたもので、自分で築き上げたものではない。
その事をわかっているからこそ、親のコネが使えない派遣社員を選んだのではないでしょうか。
(契約期間が来たら後腐れなく辞められるというのもあると思いますが笑)
サヤは「私はもっと評価されるべき特別な人間」というエゴで何もかも無くしました。
そのエゴを捨て、もう一度やり直しが図れるのか。
今後が楽しみです。
多分無理でしょうが(笑)
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