5.0
示唆に富んだ、感慨深い作品でした。
主人公くるみは、首相官邸に勤める料理人。首相の、国内外の要人との官邸での会食を、メニュー考案から調理まで担当する。
ただ単に美味しいものを提供すればいいだけではない。「一皿にメッセージ」を込め、会食相手の状況や心理、首相の意図を汲み取ることが必要。
料理の主役って、食べる側なんだよね。
それがわかってて、そんな料理ができる人が一流なんだなと感じた。
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示唆に富んだ、感慨深い作品でした。
主人公くるみは、首相官邸に勤める料理人。首相の、国内外の要人との官邸での会食を、メニュー考案から調理まで担当する。
ただ単に美味しいものを提供すればいいだけではない。「一皿にメッセージ」を込め、会食相手の状況や心理、首相の意図を汲み取ることが必要。
料理の主役って、食べる側なんだよね。
それがわかってて、そんな料理ができる人が一流なんだなと感じた。
最近、シングルファザーとか男性の子育てをテーマにした作品をよく目にするけど、そういう時代なんでしょうね。
シングルマザーはどちらかと言うと暗いとか健気とか大変とかイメージだけど、シングルファザーだと柔らかいあったかいイメージになるのは不思議。
料理がメインより、子育てメインのストーリーです。
シングルファザー同士の同居と、父親も子どももそれぞれキャラが違うのが面白い!
色んな街に住んだり、遊びに行ったり…
作家さんの趣味、でしょうか?
仕事ありきで取材したというよりは、その街それぞれに愛を感じました。
そして、主人公である不動産屋の双子のキャラが抜群!
まだ途中までしか読んでませんが、もっと作者の「街愛」を受け取りたくなります。
多分、ポツポツ続きを読んでいくと思う。
大吉、かっこいいなぁ。現実にいそうでいないな、こんなステキな人。
だって、仕事が面白く感じる30代男性で、複雑な生い立ちゆえ同情したからって幼稚園児を預かって育てるなんて、なかなかできないよね。二人の生活もほほえましくもちゃんとしてて、大吉がりんをちゃんと一人の人として接しているところに感動しました。
あれ?あれ?あれれ⁈
軽い気持ちで無料分だけ読もうと思ったら、気付いたら240話一気読み。ストーリーの引き込み力ハンパないです。
幼なじみ2人の復讐というテーマが軸になっているけれど、枝葉のストーリーもしっかりしていて、何よりラストまできめ細かい設定で期待を裏切ることなくキレイに締めてくれたのが星5の理由。
表紙とタイトルからなんとな〜く無料分だけ読んでみたけど、ステキなお話でした。ついポイント使って読んじゃいました。
人はやはり、人の中で成長していくものですね。
絵がキレイ、かつストーリーの引き込み力が半端ない。キチンと最初に設計されているのがよくわかります。
津軽も相変わらずカッコいいし、鈴も可愛さとかっこよさを併せ持つ、ステキな女の子です。
お料理レシピも参考になるし、何より、ただのレシピの紹介だけじゃなく1食分の献立の段取りまで描かれてて、マンガだからできる表現方法だなと感心しました。
そして…ゲイの主人公が垣間見せる日常性格がまた、面白い!
お金持ちお嬢様の史織が父親の会社の倒産で一転苦労人になるが、それまでの育ちの良さは隠しきれないところで、品とプライドがあるからこその運と努力で声楽の世界で活躍する。
一方萌は、下品な母親に育てられるが故のねじ曲がった性根から様々な試練にぶつかりながらも根性である程度までは人生を切り開いてきた。
こんな二人の人生が所々絡み合っていく様を見事に表現している作品は、さすが一条先生です!画力も迫力あって、気付いたら一気読みしてしまいました。
史織と神野氏との心の距離の詰め方なんて、神業です!
すみもすみれも、黎も真白くんも千明も、
心がキレイで献身的で、読んでいて清々しい気持ちになります。
だからこそ裏切られた時の悲しみは心が痛むし、その痛みが黎や白雪を化け猫にしてしまうのは、上手い心理描写してるなと思う。
とにかく、ストーリー設定が秀逸で絵もとてもキレイで、切なくて泣ける場面が多く、登場人物も好感度高いからみんな幸せになって欲しいと先が気になって、課金に課金を重ねて一気読み。
ステキな作品に出会いました。
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