5.0
人気の無いクラスでランカーを倒す爽快感
転生物がありふれた現代で、当たり前のように強すぎる主人公がヒロインと出会い、直ぐにチュートリアルとしてボスとエンカウント、バトルするという展開ではあるがヒロインとの出会いも自然である。
世界観の説明も簡潔でありながらすぐに理解できて、くどく無いため全く不快感もなく、全方位が敵のような状況でありながら、登場キャラの悪意も必要以上に振り撒かれ、ただキャラを虐めて読者を不快にするようなものでも無いため、あくまで剣士に対しての態度という、一定のラインを越えていないバランスで描かれている。
焦点も最初は魔術世界の異分子が、剣術で圧倒できる片鱗を見せつつボスに絡まれるという部分を、スピーディーに表現しているため、田舎から一流大学の強豪バスケットボールチームに入部した新人が、一気に活躍してレギュラーを獲得し、試合で勝ち上がる王道映画を見ているような気分で安心して読める作品であった。
また作画が素晴らしく、ヒロインも剣士であるため男勝りであり、凛とした姿が可愛らしさを演出している。
ヒロインが主人公のスピンオフを出して欲しいと思うくらい、正統派美少女であるため、今後の活躍とバックボーンの正体が楽しみである。
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生まれ変わった剣聖、剣士が冷遇される魔術至上主義の学園で無双する